犬吠埼
Inubousaki

九十九里浜
  海無し県に育った私にとって、房総半島の九十九里浜は、小さいときから一度は行ってみたいと憧れの地であった。こうやって、目の前にすると、何とも言えぬ感動に襲われてくる。
  北の刑部(ぎようぶ)岬から南の太東(たいとう)崎まで60kmも続く砂浜(左写真)である。地引き網によるイワシ漁は有名で戦国末期より行われている。さすが、今は漁船に主役の座を奪われているが、観光地引き網は今でも行われている。 
犬吠埼
  刑部岬より見た犬吠埼である。太平洋に突出する銚子半島の尖端で、20mから50mの海岸段丘になっている。最高点には地球展望台が出来ている。
  黒潮が、この犬吠埼沖から向きを東に変え、日本から離れて行くところで、この犬吠埼の裏側は利根川の河口となっており、昔から漁業の盛んなところであった。
犬吠埼尖端
  犬吠埼尖端からは、足下の岩礁と北側には鶏ヶ浜(とりがはま)、君ヶ浜、そして利根川の河口、鹿島灘、南には屏風ヶ浦(びょうぶがうら)と九十九里浜が見える絶景の場所でとなっている。
  今回は、房総半島の先端州崎で、初富士(正月)を見た後、犬吠埼も見たくなりその足で、ここまで車でやってきた。この後、利根川を遡って帰宅したが、また訪れてみたいと思っているところである。
屏風ヶ浦
  犬吠埼より見た屏風ヶ浦である。銚子市と九十九里浜の間にある典型的な海食崖で、高さ40mから50mの断崖が約10kmも続いているところである。
  過去80年で、海岸線が約50mも海食で後退したとの事であった。ここで削られた砂が、広大な九十九里浜を形作っているかと思うと、自然の凄さを改めて考えさせられる所でもある。



ルート

銚子〜犬吠埼〜銚子〜屏風ヶ浦


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悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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