草津白根山
Mt.Sirane
2176m

本白根山山麓
  草津温泉より草津白根山に登る。この草津白根山は、鞍部を隔てて南北に対峙する双子火山で、南側が本(もと)白根山(2176m)、北側が白根山(2160m)と呼ばれている。
  草津温泉より、ロープウェイで、本白根山の頂上付近まで容易に登ることが出来る。  
白根山
  草津温泉は白根山の南東麓にある温泉で地名は硫化水素の臭いを持つ温泉「臭水(くさうず)」より来ているとのこと。「♪草津良いとこ一度はおいで〜」と、草津節で有名である。
  湧出量は、自噴温泉としては、日本一とのこと。旅館は240軒と聞いて驚いた。以前は温泉街というより、自炊が主の湯治場として名が知られていた。
湯釜
 湯釜の水は、Ph1.1の強酸性で、湖底の奮気孔から出る硫化水素によってエメラルドグリーンの神秘的な色をしている。
  鞍部にある弓池や、頂上の火口(直径約1km)にはこの湯釜、そして西に涸釜、東に水釜が隣接している。これらの火口壁を結ぶ「お釜一周」のハイキングコースがあったが、今は危険と言うことで、立入禁止となっている。
 火口壁
  頂上付近は、草木の生えない禿げ山で、冬は、見事なスロープとなり、スキーが行われている。
  白根山と言うと、南アルプスの白根三山や、栃木県の白根山を思い出す。甲斐白根山、日光白根山と、区別して呼ぶこともある。
  ここの白根山も、そう言う意味で、草津白根山と呼んでいるが、もともとは、どこも唯のシラネサンと呼ばれていた。 
湯釜
  直径300mの、この湯釜は何度来ても素晴らしい景観である。蔵王の御釜(おかま、直径300m、標高1841m)も同じ様な成分で見事であるが、この白根の湯釜の方が色は綺麗なような気がする。
  夏の日、ここを訪れた観光客で、ごった返していた。冬は冬で、スキー客で賑わう所でもある。春先の、雪の未だ残る頃にも行ってみたが、その時は、ぬかるみを滑らないように、そろりそろりと登る感じであったが人は少なかった。
  鞍部にある弓池付近の駐車場に戻り、そのまま今来た道を草津温泉まで戻り、今日の宿とした。ランプの灯火による薄暗い、プールの様な広い温泉に入り、今日の疲れを癒した。硫黄の臭いの鼻につく熱い温泉であった。
  源頼朝も泊まったことがあるとのこと。また、徳川吉宗が草津の湯を樽詰めにして運ばせたという話も残っている。日本武尊が東征の時に、この湯を発見したと言い伝えられている。いずれにしろ歴史のある名湯である。


ルート

関越道路、渋川伊香保インター

渋川〜伊勢町〜中之条〜吾妻町〜長野原
〜草津温泉(泊)〜白根山〜お釜巡り

歩行時間 2時間
駐車場
  
白根山鞍部 100台
トイレ、休憩所
6808/0012/0507


悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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