白根山・湯釜
Sirane San 、Yunokama

白根山より逢ノ峯、本白根山方面
  5月の連休にやってきたがまだ残雪で真っ白であった。白根山でも、春スキーを楽しむ人が多かった。
  志賀高原との境の横手山・渋峠では、まだスキーシーズンといえる位、多くのスキーヤーが行く冬を惜しんでスキーを楽しんでいた。
  手前の円錐形の山が逢ノ峯(2110m)で、その右後ろに少し顔を出している山が本白根山(2176m)である。
湯の釜火口壁
  残雪の白根山湯釜まで、足元に気を付けながら登った。所々ぬかるみになっているくらいであるから、やはりもう春なのである。その分、滑りやすく、また靴が泥だらけになった。
  しかし、残雪の景色は気持ちが良かった。この辺で、標高2058mである。火口の湯釜の湖面で2038m、白根山の標高は2160mである。
白根山山頂付近
  白根山は、本白根山とこの白根山の双子火山となっている。その鞍部が一番上の写真である。両方あわせて草津白根山と呼ばれている。
  湯釜は、白根山の南東斜面に生じた爆裂火口の一つである。その他に水釜、涸釜(かれかま)などが出来ている。1805年に噴火記録が残されているから、比較的新しい爆裂火口である。
白根山湯釜 
  この湯釜の水はpH1.1の強酸性で、湖底の噴気孔から出てくる硫化水素によって、神秘的なエメラルドグリーンの色をしている。
  モノクロ(白黒)写真では、解りにくいので、下にカラー写真を載せてみた。
  上の写真とほぼ同じ位置で、今度はカラーで撮影してみた。エメラルドグリーンの色は爽やかに出ているが、白黒の写真もこうやって比較してみると、表現に深みがあり良いものだと思う。
  この時期は、白黒写真の魅力に取り付かれ、自宅に暗室を設け、現像、引き伸ばしをやっていた。 


ルート

軽井沢〜草津〜白根山・湯釜

歩行 2時間
駐車場

白根山、逢ノ峯 鞍部
無料

休憩所・トイレ

駐車場に有り
8005/0305/0507


悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
戻 る 北海道 東 北 関 東 中 部 近 畿 中国四国 九州他

Hitosh