西霞ヶ浦

Nisi Kasumigaura


西霞ヶ浦
  常磐線の土浦駅で下車し、駅前でレンタカーを借り、霞ヶ浦を左回りで一周した。写真仲間4人での撮影行である。
  駅を出て桜川を渡り、霞ヶ浦の湖岸の道を走った。左手に「水の交流館」のあるところである。
  霞ヶ浦インフォメーションセンター「水の交流館」は霞ヶ浦の水質浄化、環境改善のための情報や生活方法等を纏めて展示し、また体験学習が出来るようになっている国土交通省関東地方整備局の施設である。
  それだけ、日本で第二位の面積を持つ霞ヶ浦の環境汚染は深刻ということである。
霞ヶ浦公園オランダ風車
  さらに進むと、湖岸に土浦市産業文化事業団による広大な霞ヶ浦総合公園が設けられている。
  そのシンボルとなっているのがこの巨大なオランダ型風車である。市制50周年を記念して建てられたもので、展望台からは360°見渡すことができる。夜になるとライトアップされるという。
水生植物園
  湖岸に面した一帯は、花蓮園と水生植物園となっている。
「霞ヶ浦の水を少しでも綺麗にしよう」という目的で整備された公園とのこと。
  霞ヶ浦の水を汲みあげ,風車の中に設置してある濾過器を通し、風車脇の水路を伝い,この水生植物園の中の水車に行く。そして、水車から落ちた水は,配水管を通り水生植物園の中に流れていく。
  水生植物園の中には,アサザや葦などが生えており,これらの植物が水に含まれている霞ヶ浦を汚している窒素やリンを吸収し、綺麗な水にして、再び霞ヶ浦に流入させている。 
水生植物園
  シーズンになると、アサザや、菖蒲、アヤメなどが綺麗な花を咲かせるという。また、野鳥(ヨシキリ等の野鳥や、昆虫、魚類が生息しており、自然を観察しながら散歩出来るように整備されている。
  水生植物園に隣接して、ネイチャーセンターが出来ている。ベランダからは水生植物園が俯瞰できるようになっている。また、設置された望遠鏡で、野鳥観察が出来るようになっている。さらに、野鳥図鑑や植物図鑑なども置いてあり、至れり尽くせりの感じである
ネイチャーセンター
  ネイチャーセンター内部1階には珍しいテトラドン・ムブや、スッポンモドキ、スネークヘッド、レッドテールキャットなどの世界の淡水魚(写真)が飼育、展示されている。
  2階にはコイ、フナ、タナゴ、ワカサギ、シラス、ベヘレイ、アメリカナマズなど霞ヶ浦に生息する淡水魚が展示されている。
  なお、アメリカナマズは、外来淡水魚で、最近霞ヶ浦で繁殖してきたとのこと。大きくなると全長が1mを超えるという。
  また、本来のワカサギは大幅に減少し、変わって現在幅を利かせ居ているのがブラックバスである。心無い人により違法に放流されたとのこと。
レストハウス水郷
  ネイチャーランドの裏手にはレストハウス「水郷」があり、休憩や食事が出来るようになっている。我々もここで昼食を取ったが、値段の割りには味が良かった。
  レストハウスからの湖側は庭園になっており、その庭園の先には土浦市国民宿舎「水郷」が見える(右奥の建物)。日帰り入浴(400円)が出来る。宿泊は鰻の蒲焼がついて、2食付で6825円と安価である。
阿見町湖岸
  さらに進むと阿見町に入る。かつては二つの航空隊があったところだ。一つは霞ヶ浦海軍航空隊で今は陸上自衛隊の基地となっている。
  もう一つは湖畔にあった土浦海軍航空隊で、予科練の名で知られた海軍飛行予科練習生が訓練を受けたところである。現在は陸上自衛隊武器学校となっている。
  その片隅に予科練出身の戦没者の霊を慰める予科練の碑と、予科練生の遺品等を納めた予科練記念館「雄翔館」が建てられている。
阿見町湖岸
  なお、♪若い血潮の予科練の〜と若鷲の歌で知られた、この予科練卒業生は24、000人で、その内18、564人が太平洋戦争で戦死したとのことである。
  阿見町には大規模な工業団地が3つ出来ている。取引先の工場があり、私も仕事で良く来たことがある。農業中心から工業化へ力を入れている町である。
  ただ、交通が不便で、阿見町内をJR常磐線が通ってはいるが駅が無く、荒川沖駅(土浦市)で下車し、バスか車となるのがネックとなっている様だ。
美浦村湖岸
  続いて、阿見町の隣接して、美浦(みほ)村となる。
  実はこの美浦村と阿見町は平成の大合併の一環として市制施行し霞南市(かんなんし)となる予定であったが、美浦村の住民投票で否決されたとのこと。
  工業化を図る阿見町と農業(米や野菜)を中心とした美穂村は、体質が合わなかったのであろうか。
美浦村
  もとは一面葦原であったが、今は干拓され田圃となっている。気持ちよいほど広々とした所である。
  また、美浦村はJRA美浦トレーニングセンターや日本三大貝塚の一つ陸平(おかだいら)貝塚で知られたところである。美浦村の台地全体を占める大規規模な斜面貝塚が環状に分布しているとか。
  JRA美浦トレーニングセンターは、昭和53年に開場した、約66万坪(東京ドームの48倍)の広大な敷地内に、関東地区の競走馬約2000頭が調教されている由。規模では日本一とのことである。
土浦市・手野町
  この後、霞ヶ浦東部(浮島地区)、潮来、鹿島神宮を回り、霞ヶ浦北岸を土浦に向かった。石岡の入江を覗いて、ほぼ霞ヶ浦を一周したことになる。
  夕刻土浦に戻り、霞ヶ浦北岸手野町にある蓮田の中の鰻屋で夕食を取った。。
  レンタカーの店員に味の良い店として紹介してもらった処だ。「うなぎの山中」は地元の人に知られたうなぎやである。
  天然鰻を利用したうな重の特上が2000円とリーズナブルであった。噂に違わず身が柔らかく、旨いうなぎである。味付けはかなり甘めであった。



ルート

 
JR常磐線 土浦駅下車

レンタカー利用
土浦〜桜川〜水の交流館
〜霞ヶ浦総合公園
〜阿見町〜美浦村湖岸


休憩所・駐車場

水の交流館
霞ヶ浦総合公園内 多数


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悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
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