鎌 倉
葛原岡・源氏山ハイキングコース

Kamakura Kuzuharaoka Gennziyama


東慶寺境内の桜
  朝8時、北鎌倉駅到着。今回は、葛原岡・源氏山ハイキングコースを選んでの逍遙である。
  まず、最初に訪れたのは、駆け込み寺(縁切寺)として有名な東慶寺(1284年)に立ち寄った。離婚を望む女性がこの寺に駆け込んで3年の修行を詰めば離婚が成立するという制度(勅許を得た縁切寺法)による。
  明治6年に、女性の離婚請求権が認められるようになって、この制度は自然消滅したとの事。
東慶寺境内
  境内の切り通しの苔と木の根が見事であったので、思わずシャッターを切った。鎌倉には、こんな切り通しが無数にある。境内奥の墓地には、和辻哲郎、西田幾太郎等の墓がある。
  その奥の山沿いの写真が、左下である。朝日を浴びて、まばゆい程であった。北鎌倉には未だこんな自然が至る所に残されている。
  東慶寺を出て、約200m鎌倉街道を鎌倉方面に歩くと右手にある寺(左下の写真)が、浄智寺(1283年)である。鎌倉5山の第4位に列する由緒ある寺とのこと。
  いつも、人と車で渋滞している鎌倉街道とは、対照的な景観となっている。
浄智寺山門
  この浄智寺の左横の細い道が葛原岡(くずはらおか)経由源氏山ハイキングコースとなっている。葛原岡神社までは、結構急な登りとなっているので、ハイキング気分に慣れるところである。  
銭洗い弁天
  源氏山公園を抜け、急な坂を下ったところに銭洗い弁天と呼ばれている宇賀福神社がある。鎌倉5名水の一つである銭洗い水が湧きだし、綺麗な池となっている。
  奥の院に湧く銭洗水は、銭を洗うと10倍にも100倍にもなって帰ってくると云う信仰になり、今でも、多くの人が多数置いてある小さなザルを利用して銭を洗っている。
佐助稲荷神社
  銭洗い弁天から奥の院腋の鳥居のトンネルを抜け、閑静な住宅地の間の小径を歩いていくと、朱塗りの古びた鳥居の並んだ階段に出る。この鳥居の数は100本以上あった。
  佐助の名は、当時佐殿(すけどの)と呼ばれていた頼朝を助けた稲荷神から来ているとのことであった。  
源氏山ハイキングコース
  佐助の稲荷神社は葛原岡と大仏のある高徳院を結ぶハイキングコースとなっている。
  このハイキングコースを、再び源氏山の方に戻り、そこで、持参のストーブで酒を熱燗にし、グイッと煽った。そして、湯を沸かし、うどんを食った。山と同じ様な食事となった。花見の季節には少し早かったが、梅は満開であった。
小町通り
  このあと、化粧坂切り通しを降り、浄光明寺、寿福寺、八坂神社を経て小町通りに出た。ここで、名物となっている紫いもアイスクリームを食べた。朝早くから、結構の道のりを歩いたので、程良い疲れと、のどの渇きもあり、なかなかの美味であった。
  小町通りは、いつ来ても人で溢れている所である。

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悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1

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