早川港(小田原漁港)
Hayakawa(Odawara) Fishing Port


小田原漁港・早川港 
  真冬の夕闇迫る頃、写真仲間と早川港にやってきた。時間的には、まだ5時前であったが、既に薄暗く、市場には誰一人居なかった。
  この早川港は小田原漁港とも呼ばれているが、もともとは箱根の芦ノ湖を源流とする早川の河口に開けた港である。ただ、この写真の部分は元は陸地であったのを掘り込んで作った所で、埋立地の多い昨今では、全国でも珍しい漁港となっている。 
小田原市公設水産市場

  相模湾に沿っている早川村(元の早川荘で、全身は早川牧の中心地)は昭和15年には小田原市に編入されている。小田原駅からはJRで一駅の所にあるから昔の村のイメージは無い。
  港の入り口に架かっている高架橋(上の写真)は、西湘バイパスの小田原ブルーウェイブリッジと命名されている。 
  この時間の市場には人は誰もおらず、中の食堂も閉鎖されていた。この漁港は所謂第3種漁港であるため、地区外の漁船も入港出来る由。
  この付近の海は急に深くなっている(沖へ1.5km行くと深さは200mとなる)ため、特に定置網(漁獲量の50%以上を占めている)、刺網漁業が発達してきたとのことであった。  
  小田原で有名なのは何と言っても、ブリとアジが思い出される。その他では、サバ、カマス、ソウダカツオなどが定置網での主な漁獲対象となっている由。
  冬のこの時期、釣りではヤリイカ、マダイ、アジ、カサゴ、キンメダイ、ムツ等が狙い目とか。    
  余り寒いので、この漁港の直ぐ近くにある生簀料理屋に入り、店自慢のお任せコースを頼んだ。超熱燗にしてもらった酒が何とも言えずに旨かった。
  生簀料理を堪能した後、近くのJR早川駅より帰路についた。
  土産用のアジの干物を、店の女将に頼み取り寄せてもらったが、さすが料理屋推薦の干物だけあっていい味であった。 


ルート
 
JR 東海道線 小田原駅
〜タクシー 早川河口〜
早川港(小田原漁港)〜JR 早川駅

歩行 1時間
休憩所・駐車場

小田原漁港 無料
但し一般車使用不可となっている

0301/0304

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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