日本写真紀行

平塚・七夕
Hiratsuka

平塚駅前
   いつも車で混んでいる駅前は、七夕祭り期間中は、バスとタクシー以外は通行止めとなっている。勿論会場となっている旧東海道沿いの道は歩行者専用道路となっている。
  平塚の七夕は、市が主催している大規模なまつりとなっている。
七夕祭り
  平塚は、海軍の火薬廠(しょう)があったため、昭和20年7月に大空襲があり、全市が焼け野原となった。
  その復興の為、「戦災復興5ヶ年計画」を展開し、一段落した昭和25年に、大規模な復興まつりが開催された。そして、翌年の昭和26年から、仙台の七夕まつりを範にして、年中行事とすべく七夕まつり祭が開催され、現在に至っている由。     
旧東海道 
  その間、「平塚七夕音頭」、「紅谷町音頭」、「平塚恋しや」等が発表され、七夕まつりも商工会議所主催から、平塚市主催となった。
  平塚市は、相模川下流の馬入(ばにゅう)川右岸の沖積平野に出来た街で、東海道の平塚宿として栄えた所だ。臨海部には湘南砂丘が発達している。
七夕太鼓
  地元のリズムを付ける、相州平塚七夕太鼓保存会の七夕太鼓、「織姫賛歌」、「天の川」、「七夕まつり」等の曲が演奏されていた。なお、これらの曲の作詞は故中村八大氏とのことであった。
  1979年、平塚青年会議所の創立20周年を記念して、発足した太鼓グループとか。なかなか勇壮な太鼓で思わず聞き惚れた。
茅の輪くぐり
  平塚八幡宮の境内に入ると、奇妙な茅の輪が出来ていた。そして、本殿には七夕の飾り付けが出来ていた。
  茅萱(けん)で作られた輪をくぐり、罪穢(悪い果報を生む因やけがわらしいこと)、疫病を祓った古儀にならい、6月28日から七夕期間中に、この輪を左から反時計方向に回り、次に時計方向に右回りに潜(くぐ)り、本殿に向かうとのこと。早速私も実践してみた。
平塚八幡宮
  平塚八幡宮は、もと鶴峰八幡宮と呼ばれ、1600年の歴史を持つ由。この地に大きな地震があり、その時、国土安穏を祈願して仁徳天皇(5世紀)の詔(みことのり)により建立されたという。
  なお、この八幡宮の森は、神奈川の美林50選に指定されている。



ルート

 
東海道線平塚駅
〜旧東海道〜七夕〜平塚八幡宮

歩行 2時間

休憩所・駐車場

駐車場 なし
 
トイレ・休憩所 仮設あり

0307/0308

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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