棒ノ折山・岩茸石山
Mt.Bounoore 969m、Mt.Iwatakeisi 793m

清東橋、奥茶屋
  青梅線川井駅より、一日一1本しかないバスに乗って、終点の清東橋に着いたのが朝の8時40分であった。やや車道を登り、奥茶屋キャンプ場の横の木橋で大丹波川を渡ると棒ノ折登山道になる。
  わさび田の続くゴンジリ沢沿いの道を登って行くと、山ノ神の小社が祀られている所に着く。ここより沢筋を離れ、見通しの無い山腹の急なジグザク道を登っていくと1時間20分ほどで、樹林帯から棒ノ折山(棒ノ嶺とも言う)の広い頂上に飛び出す。
棒ノ折山麓
  棒ノ折頂上付近の木立である。何とも木の香りが素晴らしかった。フィトンチッドを思いっきり吸い込んで、呼吸を整えた。ここまで来ると、あと一息で頂上である。
  丹沢の檜岳でも、こんな光景の所があるが、良いものである。山の散策の醍醐味と言ったところである。
棒ノ折山頂
  山頂(969m)は広く、東屋やベンチが設けられている。生憎の曇りであったが、明るく開けた山頂からは奥武蔵の山がパノラマとなって良く見える。
  ここで小雨が降ってきた。雨具を着て、少し早めの昼食にする。例によって、ガスで湯を沸かし、餅入りのうどんである。これが又堪えられない。考えてみれば、山では何を食っても美味しいということになる。  
ゴンジリ峠 893m
 
 ゴンジリとは面白い名前である。調べてみると、権次入と書くのだそうだ。ここで、左に折れると奥武蔵側の名栗湖へ下る道となっている。我々はまっすぐ黒山に向かった。
岩茸石山頂より棒ノ折山方面
  途中の黒山は樹林の中で、見晴らしは得られないが、左に小沢峠への道が分かれている。ここから岩茸石山に向かう。目の前にどっしりと聳え、わくわくするような感じで登ったのが、高水三山の一つである岩茸石山である。
  山頂より今登った道を振り返った写真が左の写真である。小雨模様ですっきりしないが、かろうじて見通しは得られた。
岩茸石山山頂より高水山
  山頂より、関東ふれあい道を、高水三山の一つ、惣岳山(756m)に向かう。途中急な岩場があったが、よつんばいになりながら登った。
  頂上には青謂神社が祀られてあった。小休止の後、ここから約1時間で、青梅線の御岳駅に到達する。小雨混じりの中、何とか日が暮れる前に、無事下山することが出来た。


ルート

青梅線 川井駅〜バス 30分

清東橋〜奥茶屋キャンプ場〜山ノ神
〜棒ノ折山〜ゴンジリ峠〜黒山
〜名坂峠〜岩茸石山〜惣岳山
〜沢井〜御岳慈恩寺

青梅線御岳駅〜立川

歩行時間 5時間20分
駐車場

無し


休憩所

無し
トイレは清東橋バス停にある

9903/0012/0507

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
戻 る 北海道 東 北 関 東 中 部 近 畿 中国四国 九州他

Hitosh