多摩川
殿町・多摩運河
Kwasaki City Tonomachi

多摩川河口
    多摩川右側(川崎側)のサイクリンロードの終点より見た多摩川である。対岸は羽田空港である。右手が河口だ。
  手前の川崎側は殿町(とのまち)にある会社「三愛石油」の裏で、多摩川と多摩運河との合流するところである。
  この運河に遮られ、サイクリングロードは行き止まりとなっている(左下写真)。
  多摩運河の反対側は埋立地の「浮島」である。この先は、当然干潟もなく、あるのはコンクリートで出来た人工の岸壁だけである。
多摩運河出口
  国土交通省京浜工事事務所の「多摩川河口水位観測所」である。そして、左下の小さな白い杭は京浜工事事務所の「多摩川河口」と書いてある水準拠標である。
  文句無く、ここが多摩川の河口なのである。ここを基準として、多摩川河口よりの距離が算出されている。
  この観測所の後ろが多摩運河で、左手が多摩川、そして前方が多摩川河口となっている。
多摩川河口水準拠標
  建設省京浜工事事務所の「多摩川河口」水準拠標である。多摩川はここより、奥多摩・笠立山の源流まで138kmの長さの川となっている。
  河岸の川崎市川崎区殿町(とのまち)は、古い町である。もともとは海苔で有名であった大師の海(東京湾)に面していたが、今は人口の島「浮島」が出来たため、多摩川にしか面していない。
殿町河岸干潟
   殿町は変わった名前なので、気になり調べてみたが、はっきりしたことは解らなかった。室町時代の上杉憲幸という殿様が住んでいたからとの事であるが、肝心のこの殿様が実在したかどうか定かでないというのであるから、良く解らない。
   しんがり(殿)の意味で、川崎市のもっとも外れの町(川側で洪水の防備地区)の意から来たのかもしれない。
鴨飛来
  この殿町の河岸には干潟が発達している。そしてこの干潟が、バードウォッチングのメッカともなっている。休日などは、何組ものパーティーが繰り出し、土手の上のサイクリンロードを占領している。
  大勢の人が、大きな三脚に望遠鏡やカメラを付け道路を塞いでいるのであるから、サイクリングやウォーキング、ジョッギングをしている人にとっては迷惑な話である。 
 「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の典型である。通行人が「すみませーん」と声をかけ、進むしかないのであるから、本末転倒である。
ユリカモメ大群
  多摩川の沖の中洲に真っ白に見えるのはカモメの大群である。手前のカモメは何故か群れを離れていた。
  この辺はカモメや鴨、サギ、シギ、カワウ、チドリなどの野鳥が豊富で、多摩川の「生態系保持空間」としても管理されている。
サギと鴨
  今回は愛用のランドナーのフロントバックに、双眼鏡と、望遠付きのデジカメを入れてきたので、珍しい野鳥をと狙ってみたがなかなか旨くは行かなかった。


ルート
 
横浜・鶴見川〜鷹野大橋
〜平間〜多摩川・ガス橋
〜六郷橋〜大師橋〜殿町
〜多摩川河口

自転車走行距離 往復 40km
休憩所・駐車場

駐車場 無し

多摩川沿いの殿町公園にトイレあり

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悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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