檜 洞 丸
Mt.Hinokoboramaru 1605m


西丹沢自然教室
 ここから、朝の7時30分に登山開始。朝靄が掛かり今にも泣きそうな朝であった。林道を河内川沿いに10分ほど歩くと、東沢檜洞丸への登山口がある。いきなりの急登であるが、しばらくは東沢沿いの快適な山歩きコースとなっている。沢の音が心地よいくらいである。約1時間でゴーラ沢出合いに着く。本棚沢とゴーラ沢の合流するところである。先日の大雨で、沢に掛かっている木の橋が流されていた。
バイケイソウ群落
  やっとの思いで石伝いに沢を渡ったのは良いが、その先の道が、崖崩れもあり、全くわからなかった。もう一度沢を渡ると、小さな木片にツツジコースと書いてあるのを見つけほっとした。地図で確認し、道が一部崩壊した急坂を登った。かなり荒れた道で、最初から暑さの性もあったが、バテ気味の登山となった。途中の展望園地で休憩を取る。生憎の曇り空で見通しは得られ無かった。
頂上付近木道
 
 展望園地から頂上までのコースは、5月下旬から、6月上旬にかけてはヤシオツツジやミツバツツジが綺麗な所として名が知られている。嫌になるほどの荒れた急登を登り切ると、大棚山分岐になる。ここからは、快適な山歩きとなる。
  バイケイソウの大群落と、ブナの林は見事な雰囲気を出している。苦労して登った甲斐のある山
頂である。
ブナ林
  青ヶ岳山荘分岐付近のブナである。ブナに隠れて山頂からの展望は得られないが、広々とした感じがして、実に気持ちの良い所である。
  檜洞丸は、展望を楽しむ山ではなく、この山頂付近の佇まいを堪能する所である。今回は三脚を持ってきたので、それこそじっくりと写真を撮った。
山頂付近
  まだ8月の下旬というのに、もう紅葉が見られた。山の秋は早い。下山途中青ヶ岳山荘の主人とその息子さんと一緒になった。山は何回来ても、表情が違うからいいと言っていた。季節により、時間により、そして天気により、様々な自然の姿を見せてくれる。さらに登山者の体調や気持ちによっても、見える景観が違ってくる。全く同感と思った。
山頂付近の見晴らし
  ガスで見晴らしは殆ど得られなかったが、この山はもともと景観を楽しむ山ではない。途中の荒れた山道と、対照的な山頂の優しい佇まいが売りの山である。
  ゴーラ沢出合まで下山して、余りの蒸し暑さに、ここで、冷たい沢の水で身体を拭いた。冷えたタオルが、すぐ熱くなるほど、身体がほてっていた。
ルート

 東名高速 大井松田インター
〜丹沢湖〜西丹沢自然教室

登山口〜ゴーラ沢出合〜展望園地
〜大棚山分岐〜青ヶ岳山荘分岐
〜檜洞丸

歩行合計 4時間30分 
駐車場

西丹沢自然教室 20台
無料


休憩所、トイレ

西丹沢自然教室駐車場

9908/0011

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
戻 る 北海道 東 北 関 東 中 部 近 畿 中国四国 九州他

Hitosh