大倉尾根 小田急線の渋沢駅よりバスに乗り、終点の大倉まで行く。約30分で到着した。大倉尾根を登り塔ノ岳(1491m)を目指した。 始めての単独登山であった。不安ではあったが、どのくらい自分の力があるか試してみたかった。山に行き始めて3回目の事である。 |
||
大倉分岐 大倉から、塔ノ岳頂上までは比高(標高差)1200m、標準時間3時間20分の登りだけの単調な道のりである。 この道を何時間で登るかで、体力の程度が解るという。また、このコースをこなせるようになれば、どこの山へも行けるとも言われ、一つの試金石となっているコースでもある。 |
||
駒止め茶屋手前 最初の急登である。さすが、初心者の私は、ここでまずばてた。中休止を坂の途中でとった。満開の山桜が疲れを癒してくれた。 |
||
堀山より表尾根 ここからの、展望は素晴らしかった。大きな山桜の間から見る、丹沢主峰の峰々が眼前に聳えている。正面の目の前に迫ってくる尾根が政次郎尾根である。 |
||
花立より塔ノ岳を望む 花立山荘で休憩を取った後、最後の登りへ向かう。正面にこれから登る塔ノ岳が、手に取るように迫って見えた。 あと一息の登りであるが、正直ばて気味であった。少し登っては小休止の繰り返しとなった。 |
||
鍋割尾根分岐 金(きん)冷やし(良く命名したものだ)付近のブナである。ここは、このあと何度も来ることになった鍋割尾根への分岐で、このへんのブナは見事である。 ここで偶然、写真仲間のR氏と会う。R氏は丹沢をホームグランドとしているこの道のベテランである。世間は狭い、そんな感じがした。 |
||
塔ノ岳頂上 始めて頂上(1491m)に立った。しかしガスで何も見えず、また寒さで頂上の気分を味わう余裕もなく、持参したおにぎりとポットのお湯で作った卵スープで昼食を取り、寒さに追い立てられるように下山した。 頂上では野生の雌雄の鹿が、何度も頭を下げ登山者に餌をねだっていた。下りの大倉尾根は、「バカ尾根」と呼ばれていることが、身にしみて良くわかった。単調で長い尾根道であった。 |
戻 る | 北海道 | 東 北 | 関 東 | 中 部 | 近 畿 | 中国四国 | 九州他 |
|
|||
花立てからの急階段 花立てから塔の岳への急階段である。この尾根はとにかく、長く急な階段が多く、登山訓練には丁度良い。最初に一人で来たときは、この辺は休み休みの登山であったが、さすがに、今回はわざと重い荷物を持っているが、ばてることは無かった。 |
|||
頂上付近の野生の鹿 丹沢には鹿が多い。人を恐れないで、むしろ餌をねだってくる。丹沢山塊は鹿の害が多いため、あちこちに鹿除けの柵が出来ている。 その他、猿や猪、カモシカも生息すると言うが、出会ったことは無い。 |
|||
塔ノ岳頂上 下はうだるような暑さであったが、又頂上は例によって、ガスの中で、8月というのに寒いくらいであった。用意してあった長袖のウィンドーブレーカーを着込むほどである。 例によってガスで湯を湧かして、素うどんを食った。すっかり最近の定番となっている。飯を食い終わる頃、一瞬ガスが晴れた。あわてて、カメラを構えて撮った写真が左下のものである。 |
|||
蛭ヶ岳方面 ガスが一瞬晴れて、遠望できた。塔ノ岳で始めて視界が開けた。表尾根とは違った、どっしりした山塊が目の前にあった。冬は、富士も大きく見えると言うが、そこまでの見晴らしは得られなかった。 |
|||
丹沢山方面 塔ノ岳頂上よりの展望は素晴らしいが、なかなかチャンスがない。今回もわずか1−2分であった。またガスの中に埋もれてしまった。 夏の丹沢はシーズンでは無いが、我々と同じで、この夏の登山の訓練(予行練習)に来る人が多かった。皆、大きなザックを背負っている。考えてみればご苦労なことである。 |
|||
花立からの展望 この辺まで下ると、また視界が得られた。しかし、相模湾からの暖かい空気が、丹沢山塊にぶつかり、あちこちでガスが発生しているのが手に取るようにわかる場所である。まるで、山火事でも起きているようだ。 |
|||
|
|
||
ルート 小田急 渋沢 〜 バス 大倉 大倉〜大倉尾根〜花立〜塔ノ岳 歩行 登り 3時間半 下り 2時間半 合計 6時間 |
駐車場 大倉 公営 有料100台 但し、使用時間は朝の9時から 夕方は5時まで。 山荘 20台 有料 早朝よりやっている |
戻 る | 北海道 | 東 北 | 関 東 | 中 部 | 近 畿 | 中国四国 | 九州他 |