那須岳(茶臼岳)
Nasu dake (Cyausu dake) 1915m


那須岳山麓
  那須岳とは那須火山群の総称で、主峰はこの茶臼岳(ちゃうすだけ、1915m)であるが、最高峰は茶臼岳ではなく、その背後にある三本槍岳(さんぼんやりだけ、1917m)である。
  その他、南月山(1776m)、朝日岳(1896m)、黒尾谷岳(くろおやだけ、1589m)を含めて那須五峰あるいは五岳と呼ばれている。
那須岳ロープウェイ
  栃木県で唯一の活火山で、今なお噴煙を上げている山でもある。最新の噴火は昭和28年というから、正に活火山で、山麓には温泉が多数湧出し、その一つ那須湯本温泉には、硫化水素が噴出する有名な殺生石もある。
  東北自動車道や東北新幹線の車窓から、噴煙を上げているこの山を見る度に、栃木が終わり、福島県に入るといつも感じる山である。
  山麓から登山コースも多数出来ているが、ロープウェイを利用すると、あっという間に(5分)、9合目まで到着してしまう。 
茶臼岳頂上付近
  山頂駅から頂上までは溶岩の砕片(さいへん)の急坂(火山礫)を登ることになるが、遊歩道となっており、ほぼ40分で頂上の噴火口のあるところまで行ける。普段着の観光客も来ているぐらいである。
  頂上よりは那須連峰はもとより、会津駒ケ岳や日光連山が望める。
  下りは約30分であるので、このままでは一寸物足りないので、山頂駅まで戻ったあと、牛ヶ首(うしかくび、無間地獄)、峰の茶屋、中の茶屋跡、峠の茶屋経由でロープウェイの山麓駅に戻る周遊コースがお勧めである。  
  下りが主体の1時間半コースで、丁度山頂を巻くコースとなっている。茶臼岳山頂の上り下りの時間を入れても、合計3時間弱の手頃なコースとなっている。
  峠の茶屋からの下りは左手に聳(そび)える朝日岳を見ながら、駐車場のある山麓駅を真下に見ての下山で気持ちの良いところである。
  今回は車で来たので、このまま家に戻った。東北自動車道が開通してから、那須岳はすっかり日帰りコースになってしまった。



ルート

東北自動車道 那須IC
〜那須湯本温泉〜那須ロープウェイ山麓駅
〜山頂駅〜〜茶臼岳頂上〜山麓駅
〜牛ヶ首〜峰の茶屋〜中の茶屋跡
〜峠の茶屋〜山麓駅

歩行 3.5時間

駐車場
ロープウェイ山麓駅、無料

但しシーズン中は途中の道も含め大渋滞と
なるので要注意

トイレ・休憩所
山麓駅、峠の茶屋 
あり

  

7205/0403/0507

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
戻 る 北海道 東 北 関 東 中 部 近 畿 中国四国 九州他

Hitosh