多摩丘陵に無数にある、小さな谷、地元の人はそれを谷戸(やと)という。この言葉は、広辞苑にも載っていない。鎌倉辺では、やつ(谷)という。これらの一つ一つから、湧き出る水が集まって鶴見川に流れ込み、水嵩が増しているのである。 この谷戸も、その一つである。そして、ここから湧き出る水が池(大池、むじな池、新池、尾谷戸池等々)に蓄えられ、田圃に利用されているのである。そして、この水が集まり寺家(じけ)川となって、鶴見川に合流している。 |
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この寺家ふるさと村は、町田にある「子供の国」の丁度東側にに隣接した地域で、地元民の協力を得て、横浜市の「よこはま21世紀プラン」の一つとして、昭和61年に誕生した。 この辺の水田の連なり(広大な棚田になっている)や、周囲の丘陵の雑木林とともに、生きたまま後世に残そうという訳である。 したがって、稲作(水田)は今まで通り、行われている。横浜の農を残そうとしているのである。 |
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寺家(じけ)ふるさと村は、遠く縄文・弥生の時代から続いている村である。この小さな山に、壁画のある、横穴古墳が現存している。小さな古墳であるが、私も、MTBで登っていき、3穴確認した。 丁度、横浜市青葉区と東京都町田市の境目付近である。MTBで、山の中を走っていて、道に迷い偶然見つけた古墳であった。もちろん、本には載っていなかったが、町田市教育委員会の標識が、側にあったので解った次第だ。 |
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横浜と東京・町田の境目には、未だこんな自然が残っている。鶴見川を上り、東名高速を抜け、市が尾高校の先、鴨志田団地の近くである。正面の山を越えると、町田市の「こどもの国」で、左の丘を越えると鴨志田団地となっている。 一つの谷(谷戸)が、寺家ふるさと村として指定されているのである。この中には、郷土資料館、四季の家などが出来ている。 |
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ルート 田園都市線青葉台〜バス 15分 鴨志田団地〜寺家ふるさと村 〜大池〜むじな池〜熊野神社〜四季の家 歩行 約3時間 |
休憩所・駐車場 四季の家 20台 無料 |
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