港の見える丘
Minato no Mieruoka

港の見える丘公園
   横浜元町の東端の急な谷戸坂を登ったところにある公園。何とも、洒落た名前の公園である。丁度、目の前に横浜港が見下ろせる絶好の場所である。
  軍事的にも重要な位置であったのか、ここはイギリス軍の駐屯地であったところだ。戦後アメリカに接収されたが返却され、昭和37年に公園として整備された。
  さらに写真左後方のこんもりとした森は、フランス山と呼ばれ、かつてフランス軍が駐屯していたところで、昭和46年に、ここも公園の一部として併合され開放されている。
横浜港、ベイブリッジ
  この公園が出来て間もない頃に、ここに来た事があるが、大分変わっている。今では立派な展望台(左上写真)が出来、眼前には横浜ベイブリッジが翼を広げている。
  昔も夜景が素晴らしかったが、今はそれにベイブリッジと手前に首都高速道路が加わり、より都会的な雰囲気となっている。  
ローズガーデン
  平成元年、バラが横浜市の花として制定されたのを記念して、ここのバラ園が作られた。
  開港以来、西洋バラの多くが、この横浜経由で日本に入ってきた。それらのバラを含めて約70種、1500株のバラ園となり、春と秋のシーズンには多くの人で賑わうところとなった。 
  そのバラ園を併合して、平成11年により大規模なローズガーデンとしてオープンしたもの。日本式の公園ではなく、港の見える丘公園に相応しい、ハイカラな西洋風公園となっている。   
   公園の一角にはイギリス館(元領事館)、山手111番館(両替商ラフィン氏居宅)などが無料で公開されている。
   さらに園内には、神奈川ゆかりの作家、川端康成、谷崎潤一郎、夏目漱石、島崎藤村などの文学資料を保存、収集、保存する神奈川近代文学館や大仏次郎記念館がある。
   また公園の入り口付近には港町横浜に相応しい外人墓地のある所である。
近代文学館
   今回は元町から谷戸坂を自転車で一気に登ったが、流石に息が切れた。
   この公園は市民の公園というより、横浜の観光地と化している。自転車で来ている人は私だけであった。



ルート

JR根岸線「石川町」下車
 又はみなとみらい線「元町・中華街」下車

〜徒歩15分 港の見える丘公園
〜バラ園〜大仏次郎記念館

歩行時間 2時間


駐車場

港の見える丘公園

有料

 
休憩所、トイレ

公園内 数ヶ所


0305/0406

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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