悠々人の写真日記

平成18年11


西船橋上松十二兼歌舞伎座オーチャードホール





西船橋

成田道







国道14号線(千葉街道、旧成田道)市川より下って、船橋市に入ると
道路の中央分離帯に松の木が植えてあるのに驚く

船橋は松の木の多い町である

かつては佐倉・成田道の江戸湾に面する宿場町として栄えた町である
また港としても、江戸と下総を結ぶ海上交通の要地であり、
漁業も盛んで、沿岸部は海苔と貝の大養殖地でもあった

地名の由来は、中央部を流れる海老川河口に船を並べて橋としたことからとのこと

今では信じられないが、私の小さい時には、潮干狩りも出来たところであった


(千葉県船橋市)




西船橋駅



JR西船橋駅である

千葉県では3番目に乗降客の多い駅である
因みにトップは柏駅、2位が隣の船橋駅となっている

かつては、中山競馬場の最寄り駅として知られた所であるが
現在は武蔵野線の船橋法典駅に移っている


(千葉県船橋市)



旧中山道69次徒歩の旅


上松・木曽川





新宿発7:00の特急スーパーあずさ1号に乗り
塩尻で特急ワイドビューしなの6号に乗り換え
木曽福島に着いたのは10:27であった

今回はここからぶらり徒歩の旅の再開である

旧中山道はこの木曽川沿いの道で
景色も雄大で、気持ちの良いところである

丁度紅葉が真っ盛りであった


(長野県上松市)




上松宿





今回の宿は上松宿の江戸時代から続いている
旅館田政(たまさ)である

到着したのは夕方の6時で
真っ暗闇であった
写真は翌朝撮ったものである

食べきれない程の豪華な夕餉であった

なお上の写真は上松宿から南側を撮ったものだ


(長野県上松市)




南木曽・十二兼







朝の7:20に上松の宿を出た
午前中は曇りであったが、昼から雷雨となり
その後は小雨交じりのあいにくの天気となった

しかし、却って良い雰囲気の写真が撮れた

39番目の須原宿、40番目の野尻宿を経て
今回はJR中央本線の十二兼(じゅうにかね)駅まで来た

ここで電車に乗り、帰宅した

次回はいよいよ木曽路のクライマックス妻籠、馬篭宿となる
良くここまで歩いてきたものだ


(長野県南木曽町)



東京・銀座


歌舞伎座







11月は吉例の「顔見世大歌舞伎」である
今回は10年ぶりの出し物「伽羅先代(めいぼくせんだいはぎ)」の為もあるが
豪華な役者の勢揃いもあり、超満員であった

顔見世興行は毎年11月に行われる
江戸時代の歌舞伎俳優は、各芝居小屋と1年契約を結んでおり、
11月から翌年の10月までが契約期間であった

この顔見世興行は、一年間この役者で行うという意味で
役者の顔を見せる行事でもあった

今でも、是に倣い、豪華な顔ぶれの役者が共演する慣わしになっている


(東京都中央区銀座4丁目)


東京・渋谷

オーチャードホール







渋谷のBUNKAMURAにあるオーチャードホールに
久しぶりに訪れた
前回はイギリスのストリング・クァルテット「ボンド」が来日した時であった

今回はイギリスの代表的作曲家、エルガーのコンサートである

高関健指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団
演奏曲目はエルガーのチェロ協奏曲とエニグマ変奏曲他であった

チェロは日本を代表するチェロリスト藤原真理である
見事な演奏であった

エニグマ変奏曲は始めて聴いた
正式の曲名は「管弦楽のための独創主題による変奏曲」という

主題と14の変奏から成るこの曲は
エルガーの身近の友人14名のスケッチで
その曲名に一人一人のイニシャルを記しているものだ

イニシャルのみで、その人が誰か明かさず
エニグマ(謎)変奏曲と名づけたそうだ
(その後、14人の名前は見破られたとのこと)

登場人物の性格を想像しながら聴く面白さがあった

最後に、イギルスの第2の国歌とまで言われている
有名なエルガーの行進曲「威風堂々」でフィニッシュであった

(万雷の拍手)


(東京都渋谷区BUNKAMURA)


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