御坂路
Misaka


御坂町遠望
  中央自動車道の「一宮御坂インター」を下りて、御坂路(国道137号線)に入り、御坂の「桃源郷公園」に向かった。左の写真は、高台にある公園から御坂町を見下ろした写真である。
  御坂山地を源流とする笛吹川の支流である金(かな)川の扇状地上にある町が御坂町である。昭和30年に錦生(きんせい)村と黒駒村が合併して御坂町となった。  

みさか桃源郷公園
  この黒駒村は、嘗ては名馬「甲斐の黒駒」の産地として知られた所だ。背後に聳えているのは南アルプスである。まだ、真っ白であった。
  この御坂は、古代から御坂路、若彦路、鎌倉街道等の宮道が通り、沿道には旧跡や寺社が多くある所である。御坂峠を超え河口湖、静岡に抜ける御坂路は古代より重要な街道であった。 

桃源郷公園、鏡池
  甲府盆地の南東の端にあるこの町は、、養蚕の盛んな所であったが、今ではモモ、葡萄の産地として有名になっている。耕地の80%以上がこれら果樹園になっている由。
  この桃源郷公園は、そんな町民の願いを込めて作られた公園であろう。広大で、見晴らしも素晴らしく、設備も良く整っている。桜も満開であった。
  ただ、よそ者の私から見ると、ここを理想郷とか、俗世間を離れた別天地としたい気持ちは良く解るが、桃源郷とは少しオーバーなネーミングに思えてくる。 

御坂桃畑
  みさか桃源郷公園の前の道をフルーツ街道と呼んでいる。この道を下り、中央自動車道の下を潜ると、辺り一面の桃畑に遭遇した。
  農家の方に断り桃畑に入り写真を撮らさせてもらった。桃の花は未だ満開では無かった(4月9日)が、見事であった。下に生えている蓮華やタンポポの花も可憐であった。
  春を感じさせてくれる一日であった。   

桃の花
  この後、勝沼の町営「ぶどうの丘」で昼食をとり、再びこの御坂路に戻り、御坂山地を抜け、河口湖に向かった。
  途中の御坂山地山腹にある「御坂路さくら公園」は、2000本の桜があるが、残念ながら未だ蕾であった。同じ御坂でも標高差が有り、桜の開花時期も大分違う。
  御坂峠(1595m)は、御坂トンネルが出来ているので、あっという間に通過出来た(御坂峠の旧道は通行止めであった)。


ルート
 
中央自動車道 一宮御坂IC
〜御坂路〜みさか桃源郷公園
〜御坂桃畑〜みさか桜公園〜
河口湖

桃源郷 歩行 1時間
駐車場・休憩所

みさか桃源郷公園 無料
トイレ あり

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