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朝鮮人街道 4

八幡堀〜水郷


作者 Hitosh




八幡堀・明治橋





上の写真は八幡堀に架かる明治橋付近である
下は白雲橋から東側を見た写真だ

この八幡堀は軍事的な目的の他、琵琶湖水運のために掘られたもので
その後の近江商人による町の発展に大きな役割を果たした堀だ

今回はこの堀に沿って水郷を琵琶湖の方に向かって歩いてみた


(滋賀県近江八幡市)



八幡堀めぐり乗船場



さらに進むと、八幡堀めぐりの乗船所があった

乗船場(かわらミュージァム)〜日牟禮八幡宮〜新町浜〜赤煉瓦工場跡
を約30分で往復(1000円)するそうだ

この付近は、かつての面影が残されているところである
運河が出来た頃は琵琶湖と繋がり、船の往来が激しかったとのこと


(滋賀県近江八幡市)



かわらミュージアム東側



八幡堀はここで直角に曲がっている
東向きから北向きになっている

左側の建物は市立かわらミュージアムである
近江八幡の町並みで、重要な要素となっている「はちまん瓦」屋根に関して
その歴史や製作技法を紹介している


(滋賀県近江八幡市)



薬師橋より



さらに琵琶湖の方に進み
薬師橋より南側見た八幡堀の写真である

ここで、堀は再び東向きに向きを変えている


(滋賀県近江八幡市)



鉄砲町・境橋





八幡堀に架かる青野橋を渡ると鉄砲町に入る

狭い路地と密集した建物
城下町の面影を残しているところである

鉄砲町、玉屋町、薬師町、鍛治屋町、大工町、畳屋(たたみや)町
魚屋(うわい)町、仲屋(すわい)町等の職業別町名が今でも残されている

鉄砲町の古い町並みを抜け
八幡掘に架かる境橋を渡ると視界が大きく開けてくる

下の写真は境橋より北側を見たものだ


(滋賀県近江八幡市)



水郷巡り発着所






境橋を渡り堀沿いに進むと豊年橋の手前に水郷巡りの船の発着所がある
ここから昔ながらの手漕ぎの観光船が出ている

豊年橋〜北の庄沢〜かわら掘り〜さくら掘り〜焼田
〜蛇沢〜岩崎〜嫁入り水道〜北の庄沢〜豊年橋の
周遊コースで約80分のコースとなっている

料金は定期船で2000円
貸切で8670円(6人乗り)とのことであった


(滋賀県近江八幡市)



北の庄沢





堀を抜けると北の庄沢に入る
少し広くなっているところだ

あたり一面萱が生い茂っている


(滋賀県近江八幡市)



嫁入り水道





上の写真は嫁入り水道と呼ばれているところ

その水道に掛かっている小さな橋を渡って、西の湖方面に行ってみた


(滋賀県近江八幡市)



水郷、西の湖方面






此処までくると西の湖、そして信長が築いた安土城が近くなる

西の湖は琵琶湖東岸の安土山に接した湖で
元の大中之湖の干拓から残った部分を言う

船で渡れば安土は直ぐそこ(下の写真の左手)であるが
陸路(朝鮮人街道)はずっと南東側の道となっている


(滋賀県近江八幡市)
0705/0802



略図

経路 青線部



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作者 Hitosh