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旧若狭街道 ぶらり徒歩の旅 1

近江今津〜水坂峠〜若狭国境


作者 Hitosh


近江今津


近江今津駅



東京発6:36の新幹線に乗り、JR近江今津駅に着いたのが11:01であった
いよいよ古代の山陰道への第一歩である

かつては船であったが、今回は米原より北陸線、湖西線を乗り継いで近江今津に来た


(滋賀県高島市今津町)







近江今津駅より琵琶湖へ向かう
その途中の道である

左手に今津町観光協会、琵琶湖就航の歌資料館がある
そして、竹生島への観光船の発着場がある

(滋賀県高島市今津町)


今津湊







今津湊にはかつての面影は殆ど無かった
ただ竹生島への観光船の船着場があるのみであった

なお、近世までは若狭の小浜に陸揚げされた米や海産物は
陸路を辿り、ここ今津で再び船に積み、大津へ運んだ

塩を腹に詰めた生鯖などは陸路で、街道途中の保阪(ほうさか)から
朽木(くつき)、大原を経て直接京都に運ばれた

区別して、若狭街道の今津から水坂峠までを九里半街道とも言われていた


(滋賀県高島市今津町)



今津町並み



若狭街道の出発である
街道はこの先を左折して一本道となる


(滋賀県高島市今津町)

若狭街道(九里半街道)



保坂の交差点である

この辺からの峠越えを九里半峠(水坂峠)越えと言ったようだ


(滋賀県高津市今津町保坂




保坂追分



今津からの道と京都からの道の合流点である

この先の左への道が朽木、大原を経て京都へ向かう道(鯖街道)である


(滋賀県高津市今津町保坂




九里半峠(水坂峠)



水坂峠(230m)を越えると、後は小浜までだらだらとした下り坂となる

峠を越えると、現国道303号線と合流する


(滋賀県高島市今津町杉山)




杉山集落






水坂峠を越えたところで現国道303号線と合流するが
旧街道は直ぐ左の細い道に入る

昔からの家が点在しているところだ


(滋賀県高島市今津町杉山)


寒風トンネル





さらに進むと、道が完全に崩落していた
行き止まりである

仕方なしに来た道を戻り
国道303号線のトンネル(寒風トンネル)を潜る

狭いトンネルで、歩道が無い
手持ちの懐中電灯を点灯して、右側を恐る恐る通った

車が側を通るたびに轟音が凄まじかった


(滋賀県高島市今津町杉山)


若狭国境






国道の寒風トンネルを潜ると、旧街道は右の細い道となる
そして、滋賀県と福井県の県堺となる
かつての近江、若狭の国境である

しかし、何の標識もなかった
ここまで来ると、熊川宿はもう直ぐである


(福井県若狭町熊川)

0709/0710


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略 図

経路青線部 距離16.3km













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作者 Hitosh