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旧若狭街道 ぶらり徒歩の旅 2

若狭国境〜上中町熊川宿




若狭・上中町


北川







国境を抜けると若狭町熊川となる
北川に沿った集落である

やがて、目の前に熊川宿が見えてきた(3枚目写真)
電光表示板の先には道の駅若狭熊川宿がある


(福井県若狭町上中町熊川)

熊川宿

熊川宿入口・蕃所跡







道の駅の左に伸びた道がかつての熊川宿である

道は「まがり」に入る
普通は枡形と呼ぶのが一般的であるが、ここではまがりという

ほぼ90度に右に曲がると左手に
熊川宿番所跡がある

往時を偲ばせる様に番人(人形)もいた


(福井県若狭町上中町熊川)


熊川宿上ノ町町並み









熊川宿町並みである
熊川宿は、上中町熊川宿伝統的建物群保存地区に指定されている

煩わしい電線を地下にして、電柱を無くし、昔の面影を保存している
黒澤明監督の「用心棒」のロケ地になったところである

熊川宿の用水は、北川の上流と河内川から導水したもので
国土庁の水の郷100選にも選ばれている


(福井県若狭町上中町熊川)


熊川宿中ノ町旧家







上の写真は旧問屋倉見屋であった萩野家である

下は蔵付きの店舗である
熊川は宿場であったが、同時に若狭の物産の集散地でもあった

また年貢米3万俵を収納する御用蔵なども設けられていた

その為、小浜藩では、熊川宿の入口に番所を置いて
取締りを行っていた


(福井県若狭町上中町熊川)




松木神社



宿場の略中央にある松木神社
この上には熊川城があった
足利時代の山城で、関東沼田家の一族の沼田勘解由の居城があった

松木神社は、上中町新道の庄屋、松木庄左衛門を祀った神社である
江戸時代初期、増税と労役で疲弊した農民を救おうと
年貢軽減の訴えを起こし、聞き届けられたが、磔の刑に処せられたと言う


(福井県若狭町上中町熊川)




料理旅館きく家





宿場の西のまがりを曲がった所に
現在残っている、熊川宿唯一の旅館きく家である
鯖寿しの老舗とのことで料理旅館と標榜している

本館の方は今、町並みの景観を守るための改修中であった
店先に鯖寿し、鯖のへしこ、焼きさばの看板があった

今夜は此処に泊まった
さすが若狭で、料理はすべて海の幸であった
焼き鯖寿しは、関東で食べるのと違い
太く大きなもので、具の身も厚く大きかった

なお、「鯖のへしこと」は越前や若狭地方で
昔から親しまれてきた、鯖のぬか漬けのことである


(福井県若狭町上中町熊川)




若狭熊川宿中ノ町





翌朝、5時に起き、宿場を散歩した時の写真である

人と車が全く無かった


(福井県若狭町上中町熊川)




熊川宿下ノ町





朝7時半に旅館を出発した
写真は下ノ町町並みと、宿場の出口(新道口)である

国道303号線を越え、旧街道は右側となる
右奥の集落はかつての新道村である

(福井県若狭町上中町熊川)

0710/0710


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略 図

経路青線部 距離2.2km











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