小浜市
遠敷
若狭姫神社を出ると、遠敷(おにゅう)の集落である
歴史を感じさせる古い町並みが残されている
元は小丹生であったが和銅6年(713年)の好字二字令により
遠敷の二字が宛てられたとのこと
(福井県小浜市遠敷)
遠敷・検見坂、南川
検見坂を越えると、街道は現丹後街道(国道27号線)と合流する
しばらく行き、多田川、南川(3枚目写真)を渡り
JR小浜線のガードを潜ると小浜市街となる
(福井県小浜市木崎)
JR小浜駅
程なくJR小浜駅前に出る
駅前には教育文化都市、御食(みけつ)国若狭おばま、鵜の瀬と大きく書かれている
−御食国−
奈良時代以降、若狭湾に面し、海の幸に恵まれた若狭一帯は
天皇家の食料である「御贄(みにえ)」を送る「御食国(みけつくに)」として
重要な役割を果たしてきたとのこと
−鵜の瀬−
東大寺で修二会(しゅにえ)が行われた時、若狭の遠敷明神が遅刻し
そのお詫びに若狭の水を送ることを約束すると
若狭・鵜の瀬の地の地面から白と黒の鳥が飛び立ち
その跡から霊泉が湧き出した
その水が地中の水路を通り奈良の東大寺の閼伽(あか)井屋の井戸から湧き出したと言う
この水を用いて、毎年中暦の2月の東大寺の二月堂の
お水取りの行事が行われるようになった由
(福井県小浜市)
小浜病院
杉田玄白記念公立小浜病院
解体新書で知られた杉田玄白は、小浜藩の藩医であった
それを記念してこの小浜病院に杉田玄白の名前を冠したとのこと
(福井県小浜市)
小浜町並
さらに進むと、小浜の古い町並みとなる
いよいよ若狭街道(鯖街道)の終点である
(福井県小浜市)
鯖街道起点、いづみ町商店街
鯖街道起点と書かれた横断幕(4前目写真)のあるいづみ町商店街アーケードである
商店街の入口にも大きく鯖街道起点と書かれていた
商店街の略中央には旧家を利用した
いずみ町鯖街道資料館が出来ている
若狭名物の四十物(あいもの)を扱っている店が多かった
鮮魚と干物の中間で汐(塩)魚ともいう
若狭甘鯛や若狭カレイ等が有名とのこと
四十種類ほどあるから、 この字をあてたようだ
小浜の街中に、今放映されている
NHK朝の連続ドラマ「ちりとてちん」の幟がたっていた
この小浜がドラマの舞台となっているとのこと
☆ ☆ ☆
一応、ここで若狭街道徒歩の旅は完了とする
この後、小浜の町並みを抜け、小浜湾に向かう
いよいよ日本海である
これから先は丹後街道として纏めていく予定である
(福井県小浜市広峰区(旧和泉町))
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