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旧丹後街道 ぶらり徒歩の旅 8

田辺城〜由良川・八雲橋




舞鶴


西舞鶴駅





JR舞鶴線の西舞鶴駅である

駅前の塔(上写真)は、田辺城の物見櫓を模した時計塔で
正午には太鼓の音と舞鶴風流音堂
夕刻の5時には舞鶴小唄が奏されるとのこと

駅構内には魚屋連合芸屋台(下写真)が陳列してあった
この屋台の上で子供歌舞伎が演じられるのこと
町内ごとにあり、全部で10台が保存されていると言う


(京都府舞鶴市南田辺)


田辺城大手門、櫓







田辺城跡である
天正年間(1573〜92年)に細川藤孝(幽斎)が築き
後に京極氏、牧野氏3万5000石の居城となった

上の写真がその城門で、2枚目が彰古館である
館内には市指定文化財の糸井文庫の錦絵資料から
「酒呑童子」、「安寿と厨子王」、「浦島太郎」等が展示してあった

下の市写真は、館内にある田辺城復元模型である

なお舞鶴の地名は、この田辺城の城郭の形が
鶴の舞う姿に似ているからつけられたとのこと


(京都府舞鶴市)


舞鶴公園(城址公園)





田辺城の本丸、二の丸跡がそっくり舞鶴公園となっている
紅葉が真っ盛りであった


(京都府舞鶴市)


街道





上の写真は、明倫小学校である
塀が見事であった

校名は田辺藩学問所「明倫館」から来ている
その敷地と建物を利用して設立された小学校である

この先を左折すると綾部経由京都(現丹後街道、国道27号線)である
旧丹後街道は真っ直ぐとなる

正面に見える山は愛宕山(213m)である


(京都府舞鶴市)


中山集落





舞鶴の市街を抜けると由良川の河岸段丘となる

上の写真は北近畿タンゴ鉄道の東雲(しののめ)駅近くで
下の写真は由良川右岸にある中山集落である


(京都府舞鶴市)




由良川、八雲橋





ここで、由良川に架かる八雲橋を渡る
この橋の袂(上写真左手)には、古代の中山城があった所である

満々と水を湛えた由良川は京都、滋賀、福井の県境にある
三国岳(959m)を源流とする川で、若狭湾(栗田湾、くんだわん)に流入している

此の辺は地形の関係で、川幅が狭くなっており、大きな入江のようになっている
古くから頻繁に洪水があったところである

前方に見える山(下写真)は丹後富士と呼ばれた由良ヶ岳(669m)である
今夜は、この山の麓に宿泊予定である


(京都府舞鶴市)
0712/0712/1002



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略 図

経路青線部 距離7.86km











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