尾 瀬
Oze
 1400m
鳩待峠
  鳩待峠(1591m)に車を置き、川上川沿いに尾瀬ヶ原に向かった。峠から殆どが木道となっている道を約1時間歩くと尾瀬ヶ原の南西端山ノ鼻(1410m)に着く。尾瀬ヶ原の入口であり、かつては至仏山(2228m)の登山口でもあった。
  しかし、今はこの登山道は荒れたため、通行止めとなっている。そして、尾瀬ヶ原も、今では年間数十万人が訪れる観光地と化しており、自然破壊が顕在化している。
山ノ鼻田代
  我々が訪れたときは、山ノ鼻の田代に入った所で写真の様な木道とロープが掛けられ、百葉箱の設置してあるところを1列に歩くように誘導された。
  そこには、光電スイッチが取り付けられており、通過する一人一人がカウントされていた。入山者の実態調査である。  
山ノ鼻、至仏山荘
  山ノ鼻には、至仏山荘、国民宿舎尾瀬ロッジ、山ノ鼻小屋の他、今はビジターセンターもある。至れり尽くせりとはこんな状態を言うのであろう。ここが尾瀬ヶ原の入口である。
  そして、この山小屋が自然破壊の元凶ともなっている。また生活排水が、水質汚染をもたらしているのである。今では、これらの山小屋も利用制限される様になった。
上田代
  尾瀬ヶ原は、西に至仏山(2228m)、北に景鶴山(けいづるさん、2004m)の山に囲まれた、盆地状湿性高原で東北から西南に帯状に広がり、西から上田代、中田代、下田代の3地区に分けられている。
  この湿原の水は、只見川に流出している。尾瀬は燧ヶ岳(ひうちがたけ、2356m)の溶岩流がこの只見川を堰き止めてできた湖(約6000年前)であった。 
  しかし、長年にわたり、周囲から土砂が流入し、また湿地に毎年成長した水生植物(ミズゴゲなど)が高地の寒冷な気候のため、腐敗が充分されず、そのまま堆積し、ふわふわした特有の高層湿原となった由。
  初夏のミズバショウや、夏のニッコウキスゲなど辺り一面に見事なお花畑を展開する景観は、まさしく尾瀬の醍醐味と言ったところであろう。
尾瀬ヶ原より至仏山
  10月の始めに訪れたため、季節的には中途半端であった。しかし、それでも多くの人が訪れていた。
  初夏のミズバショウの咲く頃は、尾瀬ヶ原に出来ている木道は、渋滞で前に進むこともままならぬ事を思えば、却ってこの位の混みようの方が良いかも知れない。
牛首
  この木道は東京電力が作ったと言うことを聞いた。この尾瀬の水を、利用して電力(只見川、阿賀野川の最大支流)を起こしているから、そのお返しに、尾瀬の自然保護に資金を出しているとのことであった。
  尾瀬ヶ原の中央北部にはそのための東電小屋が出来ている。
  尾瀬は、高山植物の宝庫で、約150種の植物が水分の条件の違いに併せて繁茂している。冬は雪が深く4月まで、冠雪し、山小屋も閉鎖される。
  尾瀬ヶ原を逍遙していて、今度は、冠雪した冬に訪れてみたいと思った。 
   尾瀬への入山口は、今回の鳩待峠が一番近いが、その他富士見峠から入るコースと、大清水から三平峠経由尾瀬沼に入るコースがある。また、野岩(やがん)鉄道会津高原駅から尾瀬御池、沼山峠経由や、上越線小出駅、奥只見、尾瀬口経由のコースといずれも良く整備されている。
  沼尻川沿いに、4時間位で尾瀬沼、沼尻まで行く事が出来るが、我々は、車を鳩待峠に置いてあるため、秋の尾瀬ヶ原を堪能した後、途中でUターンし、もとの山ノ鼻に戻った。   



ルート

沼田〜戸倉〜鳩待峠〜山ノ鼻〜尾瀬ヶ原

歩行 5時間
駐車場

鳩待峠 30台 無料(今は有料)

6910/0104/0507

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
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