百穴 埼玉県比企郡吉見町にある遺跡。松山城跡の北側にある古代人の墳墓。全部で219室(穴)が保存されている。発掘当時(明治20年)で237の石室が発見されたとのこと。 発掘者の坪井正五郎氏は、古代の土蜘蛛人(コロボックル)の住居跡ではないかと発表し話題となったが、今は古墳時代末期(7世紀頃)の横穴式古墳群と見なされている。 |
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比企丘陵の凝灰岩の白い岩肌に蜂の巣状に掘られた景観はそれだけでも気味が悪いのに、この穴の中には光る苔(こけ)が自生しているから、不気味な感じさえする。なおこのヒカリゴケは天然記念物に指定されている。 この地下には巨大な洞窟が掘られている。今でも一部、中に入ることが出来るが太平洋戦争末期、軍需施設用(中島飛行機の地下工場)として掘られたものだ。 |
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百穴だけでも凄いのに、さらに大規模な横穴古墳群がこの比企丘陵にある。それは黒岩横穴群と云い、ここから北東3kmの八丁湖の近くにある。 現在発掘されているのは16室であるが、丘陵の森の中には500以上の横穴古墳があると云うから驚きである。一度行ったことがあるが、こちらは未だ観光地化はされていなかった。 岩窟ホテル 比企丘陵の掘り易い凝灰岩を利用して、そのままホテル(?)を作ろうとして頓挫したのが左の写真である。 明治時代、近くに住む人がノミ一つで21年掛けて掘ったが未完成に終わった由。真相は、周囲の人が今日も「岩窟掘ってる」と云っていたのが「岩窟ホテル」と転訛したらしい。 一部、中に入ることが出来るが、良く考えて掘られているのには感心した(今は立ち入り禁止)。洞窟の中は温度が一定のため、夏は天然クーラーで、冬は暖房付きと云う具合である。発想は良かったが実現はしなかった。 |
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ルート 関越自動車道 東松山インターIC 東松山〜吉見百穴 散策 1時間 |
駐車場 吉見百穴 約100台 無料 休憩所 売店、レストラン、トイレ 有り |
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