寄大橋より 写真仲間で、始めての山での撮影会となった。参加者は、最長老(75才)のTさんを含め、6人である。 目的は登山ではなく、丹沢でもっとも紅葉の素晴らしい寄(やどりぎ)沢での作品作りである。しかし、天気は今一であったので、本来の冴えが見られないのが、残念であった。 |
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寄沢 林道を少し歩くと、早くも沢筋に入った。丹沢は、どこから入っても、沢が多くそれも急峻な所が多い。 さらに、ここは登山禁止(雨山峠から鍋割山、雨山に抜ける道)の立て札があるくらいであるから、訪れる人も少なく、沢筋の道は解りにくいところが多い。 それだけ、本来の自然がありのまま残っている所とも言える。 |
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雨山山麓 寄沢の左手、雨山(1176m)山麓の紅葉である。時期的には良かったが、今年の紅葉は、例年に比べ、色が良くないとのことであった。この沢は、丹沢でも屈指の紅葉狩りの場所としてマニアに知られている由。 丹沢山塊は、東西約29km、南北40kmよりなり、稜線はなだらかに見えるが、平地から一気に立ち上がり、急な斜面と、深い谷が発達した壮年期の山容となっている。 |
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登山道の落ち葉 従ってどこから登ってもきついコースとなっている。この丹沢山塊が、これからのホームグランドになるとは、このとき思いもしなかった。ただ山麓の写真撮影に夢中になっていた。 この辺まで登ってくると、沢から離れた巻道は、落ち葉で埋まっていた。その上をサクサクと音を立てて登るのはまた気持ちが良いものである。 |
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巻き道 山北方面を望む山道である。小高い所で、バラバラに撮影していた仲間全員が揃い、昼食となった。この時、R氏の持ってきた、白ワインと牛タンの薫製が最高のご馳走となった。 大体が、山でアルコールを飲むこと自体危険な行為と思っていたが、これが違った。疲れた身体に、適度のアルコールは凄く良いのである。そして、何よりも旨かった。この時以来、すっかり山でのアルコールも定番になってしまった。 |
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水棚沢付近 この辺まで来ると、沢も急坂になり、普段は殆ど水もなく、いわゆる涸れ沢となっている。流石に、ここまで来ると、メンバーの中には息切れして、下で待っている人が出てきた。この上に素晴らしい紅葉があっただけに残念であった。 このとき、R氏の他、M氏が山のベテランであることが解った。歩き方が違うので確認したら、やはりそうであった。 |
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沢筋の紅葉 この山の撮影会の後、写真仲間に山好きが多いことが解り、その後活発な山の撮影会が行われるようになった。そして、下山した後の宴会もすっかり恒例のものとなった。 左の写真は今回の撮影行では、最高の紅葉であった。雨山峠付近の楓である。公園のものと違い、やはり色とスケールが素晴らしかった。 |
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ルート 小田急 渋沢 タクシー 40分 稲郷〜寄大橋〜寄沢〜雨山峠 歩行合計 3時間 |
駐車場 寄自然休養村管理センター 30台 無料 休憩所、トイレ 寄自然休養村管理センター |
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