谷沢川・等々力渓谷
Todoroki Ravine


ゴルフ橋 
  東急電鉄大井町線の等々力(とどろき)駅から3分位の所にこのゴルフ橋がある。
  駅周辺は平らな台地(武蔵野台地)の上であるから、この橋の上に来ると、いきなり深い谷があるので驚かされる。都区内で現存する唯一つの渓谷となっている所だ。
  このゴルフ橋は、元々はゴルフ場へ行くために作られた橋であるが、ゴルフ場は昭和14年に閉鎖されたとの事。今はこの辺一帯は高級住宅地となっている。  
谷沢川
  武蔵野台地に深さ10〜20m、長さ約1kmにわたる渓谷を作っている川は谷沢(やざわ)川と言い、この先で丸子川の下を潜り(立体交差)直接多摩川に流れ込んでいる。
  谷沢川は、世田谷区の桜ヶ丘付近(国分寺崖線)から流れている全長約4kmの短い川となっているが、予想以上に綺麗な川の水であった。
等々力渓谷 
  余りに綺麗なので、調べてみると、何と、この川の水は仙川の水を引き込んで浄化して流している由。都区内で自然を維持するのは、今更では無いが金が掛かるものである。
  環状八号線の橋(玉沢橋)がこの渓谷に架かっており、橋の袂の狭い急な階段を下りて行く事も出来るが、この階段付近は渓谷と言うに相応しい程、深い切れ込み(比高20m)となっている。
稲荷堂・不動の滝 
  渓谷崖(けいこくがい)から地下水が湧出して出来た不動の滝があり、今日も修験者が滝に打たれていた(写真中央奥)。
  この不動の滝の音が轟いていたから、等々力渓谷の呼ばれるようになったとの事であった。現在は2本の小さな滝となって、川に流れ込んでいる。
等々力不動尊 
  川沿いより、階段で崖を上る等々力不動尊明王院がある。あの役小役(えんのおづめ)が不動明王を祀ったとされている由。なかなか由緒のある所だ。
  今回は、上野毛の五島美術館で安土桃山時代の茶器の展示会を見た後、玉川野毛町公園(野毛大塚公園)を経て、環状八号線を歩いてこの渓谷に来た。紅葉を期待して訪れたが、未だ時期的(11/10)には早かった。 



ルート

渋谷駅よりは
東急東横線自由ヶ丘駅乗り換え 
東急大井町線 等々力駅下車

等々力駅〜ゴルフ橋〜谷沢川
〜等々力渓谷〜不動の滝
〜不動尊明王院

歩行 往復1時間
休憩所・駐車場


駐車場 無し
玉川野毛町公園 有料
不動尊明王院 有料

トイレ、休憩所 有り
 

0211/0211/0507

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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