鶴見川・源流の泉
Tsurumigawa Headwaters

田中谷戸 
  この辺では、こういう地形を谷戸(やと)と言う。多摩丘陵のこの谷戸が鶴見川の源流である。ここから地下水が湧出し、源流最大の泉となっている。湧水量は一日1300tと立て看板(町田市建設部土木第一課)に書かれていた。
  左下の写真が源流の泉である。谷戸から湧き出す泉の為、当然であるが、すぐ傍には民家が迫っている。 
  場所は町田市上小山田で、南東に流れ出し、神奈川県の横浜市緑区、港北区、そして鶴見区から東京湾に流れ込んでいる。小河川であるが、流域の人口密度は日本一とか。途中、緑区で恩田川、港北区で早淵川、鶴見区で矢上川等と合流している。
  小さな河川ではあるが、河底が浅いため、良く洪水を起こすことでも名が知られている。  
鶴見川源流の泉
   こんこんと湧き出す泉を見ていると、鶴見川の河口の汚い水を知っているだけに、信じられない程、綺麗である。
   この綺麗な水が途中で汚され、最後は真っ黒なドブ川となって東京湾に注ぎ込むのであるから、人間も罪作りなものである。それでも、最近は、大分綺麗になり、源流から鴨居辺りまでは未だ水が澄んでいる。  
   湧き出た水が、沼を作り東京都とは思えない風景を作り出している。この様な谷戸からの湧水が集まって、鶴見川となっている。その中で、最大の湧水を誇るこの泉が、源流の泉と命名され、平成7年に「泉の広場」として整備された。 
  この清流を使用して、池が作られ、養魚場として使用されている。
  今回はMTBで、ここまでやってきた。この源流から鶴川まで13km、鴨居28km、新横浜34km、そして鶴見の河口まで全長43kmである。ほぼ中間地点に住んでいるので、河口も源流もサイクリングコースとして丁度良い距離でもあるので、運動を兼ね、今でも良く走っている。
   もっとも、サイクリングコースは河口付近(河口から第一京浜橋梁まで)と、この源流から小田急線の鶴川あたりまでは出来ていないので一般道路を走ることになる。


ルート
 
JR横浜線町田駅〜バス 小山田行き終点
下車 10分位

歩行  約1時間
休憩所・駐車場

無し

源流の泉付近の道路わきの
駐車スペースで3台位

9709/0201

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
戻 る 北海道 東 北 関 東 中 部 近 畿 中国四国 九州他

Hitosh