悠々人の写真日記

平成18年12


十二兼駅|妻籠宿中津川高幡不動小山三鷹渋谷



12月 某日


旧中山道六十九次徒歩の旅

十二兼駅





塩尻で乗り換えて、中央本線の十二兼駅に着いたのは
昼の12:10であった
これが一番早い電車である

駅は無人駅で、駅前はすぐ木曽川であった

今回はここから旧中山道に復帰して
三留野(みどの)宿を経て、今夜の宿・妻籠宿に向かった


(長野県南木曽町)




妻籠宿





江戸時代から営業している旅館「松代屋」(左から2軒目)に泊まった

さすがに夜は冷えた
炬燵に入っての熱燗は効いた
宿の料理は鯉料理が自慢であった

この辺は古い町並みが見事なほど残されている地域である
時代劇の撮影場所としても重宝がられているところだ

松代屋の上がり口に飾ってある写真は
勝新太郎の「座頭市」である
その他大川橋蔵の「この首一万石」等もここで撮影されている


妻籠宿は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に
岐阜県の白川村、京都の産寧坂と共に
日本で最初に制定されている

その後、中山道では奈良井宿がやはり指定されている


(長野県南木曽町妻籠)




中津川







2日目は、妻籠宿を出て、馬籠峠を越え
馬籠宿、落合宿を経て中津川宿まで来た

木曽街道に別れを告げ、いよいよ美濃路である

上の写真は中津川の市街である
真ん中の道が旧中山道である

今回は、ここで街道歩きを中断して
中津川駅より特急「ワイドビューしなの17号」で塩尻に向かった
段々、名古屋経由か塩尻経由か迷うところである

塩尻経由の方が時間はかかるが、費用が3000円安い

中津川駅前に「栗きんとん発祥の地」の碑があった


(岐阜県中津川市)
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高幡不動

高幡不動駅





京王線の高幡不動駅である
3年ぶりに訪れたら駅舎が新しくなっていた

下の写真は駅前から高幡不動尊に続く参道である
朝が早いせいか、人通りは殆ど無かった


(東京都日野市高幡)




高幡不動尊






正式には高幡不動尊明王院金剛寺である
関東三不動の一つとして古くから親しまれている

平安時代初期に慈覚大師円仁が
清和天皇の勅願によって当地を東関鎮護の霊場と定めて
山中に不動堂を建立し、不動明王をご安置したのに始まる由

境内に土方歳三の大きな銅像が建っている
土方歳三は、この地、武州多摩郡日野宿石田村生まれである


今回は、高幡不動駅前のスペイン料理専門の
レストランで、写真仲間の忘年会を行った


(東京都日野市高幡)
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小山

JR小山駅前





久しぶりに小山に電車で行った
車では良く行っていたが、電車は何十年ぶりである

駅と駅前の、あまりの変わりように驚いた
写真は西口であるが、東口はさらに大変貌していた

小山と言えば、中世以来小山氏の城下町で
江戸時代は、日光道中の宿駅として栄えたところである

慶長5年(1600)、会津の上杉征伐に向かう途中
徳川家康は、ここで石田三成の挙兵を知り
急遽軍議(=小山評定)を開いて、豊臣の家臣を味方にし
関ヶ原の戦いを勝利へと結びつけた処としても知られている


なお、JR小山駅は東北新幹線の停車駅であり
東北本線、両毛線、水戸線と交通の要衝ともなっている


(栃木県小山市)
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三 鷹


三鷹駅







三鷹駅で降りたのは、久しぶりであった
仕事で良く通っていた時は、いつも車であった

武蔵野通研(現NTTの武蔵野研究開発センター)やY電機が近くにあった
特に通研には、共同開発もしており日参したことがある

三鷹の地名は、幕府および尾張徳川家の御鷹場があった
ことに由来する

写真下の道を行くと井の頭公園がある
女房と初めてデートしたところである





三鷹市美術ギャラリー







駅前のビル・CORALの5階に
三鷹市美術ギャラリーがある

今回は写友のN氏が写真展を開いたので
訪問した

そのものずばりのデジカメ写真展である
デジカメに限定しているだけあって
展示されている写真は、新しい表現にどれも意欲的で、また行動的であった

隣の展示場ではJRP(日本リアリズム写真団)の創立30周年記念写真展をやっていた
こちらはモノクロ、カラー、デジタルと多彩であった


(東京都三鷹市)
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渋 谷

Bunkamura






渋谷Bunkamuraのザ・ミュージアムに行った
あの特異な版画家スーパーエッシャー展か開催されている

一枚の紙の中に、緻密に思い通りの世界を構築していく
美術界の異端児と呼ばれながらも多くの支持者をもつ版画家の作品展である

代表作である「球面鏡のある静物」、「昼と夜」、「バルコニー(下の写真)」、「描く手」等
不思議な秩序、超現実世界に浸ることが出来た

平日でもあるのに、すごい込みようであった
切符売場は長い列を作っていた

若い人が圧倒的に多かった

来年の1月12日まで開催されている
入館料1300円


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