悠々人の写真日記

平成19年1


鴻巣取手横浜塩尻中津川恵那瑞浪御嵩可児



鴻 巣

旧中山道町並・鴻神社





旧中山道の7番目の宿場・鴻巣宿の氏神様である鴻神社に参拝した
境内からはみだして車道まで列を作っていた

昨年2月、日本橋を出発して、この鴻神社の前を通って
旧中山道六十九次徒歩の旅を続けた

昨年12月に中山道の木曽路を終え、今年はいよいよ美濃路である

すでに330km歩いたことになるが
それでも京都までは後200kmも残っている

先は未だ長い
無事、旧中山道を踏破出来ることを祈った


(埼玉県鴻巣市)



取 手

藤代駅





JR常磐線の藤代駅北口である
以前は北相馬郡藤代町であったが、平成5年に取手市に編入された

取手市は小貝川と利根川に挟まれた市である

藤代は、その取手市の北側部分で、小貝川に接した町である
小貝川(1級河川)は良く洪水をおこす暴れ川として知られていた

流域に貝塚があることから「小貝がたくさん採れる川」の意という

藤代(写真)は、五街道に準ずる脇街道の水戸街道の
7番目の宿場であった
取手宿の次の宿場として古くから栄えていたところである

なお、取手の地名は、平将門がここに砦(とりで)を築いた事に由来するとのこと
また鬼作佐として知られた本多重次がここで晩年を過ごしている(蟄居)

「一筆啓上 火の用心  お仙泣かすな 馬肥やせ」
日本一短い手紙として有名なこの一文は、この重次の作である


(茨城県取手市)



横浜

横浜駅西口





JR横浜駅の西口である

映画を見てショッピングをして
その後、西口の居酒屋で熱燗をやった

寒い夜は是に限る
まさに至福の時である

それにしても、いつも人込みの凄いところである

(横浜市横浜駅前)

塩尻

塩尻駅前・玄蕃之丞狐




塩尻駅前である
雪が残っていた

駅前にはワインの町、遺跡の町、そして短歌の町の石碑とモニュメントがある

写真の狐は、塩尻の桔梗ヶ原に住んでいた狐の親分
玄蕃之丞(げんばのじょう)狐である

いたずら好きで、仲間の狐と一緒になって
人々を化かしては面白がっていたとのこと

大きないたずらでは、嫁入り行列や、大名行列に化けたり
鉄道が開通したときには列車にも化けたとのこと

しかし、その底抜けの明るさは、地元に人々に好かれ
今でもその狐に因んだ「げんば祭り」が行われている由


今回は、旧中山道六十九次徒歩の旅の途中で
ここで乗り換え、中津川に向かった

特急の待ち時間を利用して駅前を散歩したが
塩尻に立ち寄るのも今回が最後である

帰路は名古屋より新幹線を利用しての帰宅となるから
塩尻は通らなくなる


(長野県塩尻市)



中津川

中津川駅前





また中津川にやってきた

新宿発7::00のスーパーあずさ1号で来て
塩尻でワイドビューしなの6号に乗り換え
中津川に着いたのが11:04であった

ここから旧中山道徒歩の旅の再開である
今回で22日目の旅である


(岐阜県中津川市)



恵那

恵那駅前





中津川を出発して、ここまで歩いてきて
恵那駅前のプラザホテルに宿泊した

夜食は駅近くの「うなぎ屋」に入った
この店のうな丼定食は
甘目の味付けではあるが美味かった


なお、恵那は中山道六十九次の
46番目の宿場大井宿のあったところである


(岐阜県恵那市)



瑞浪市日吉

細久手宿・大黒屋







恵那のホテルを朝の6:30に出発した
そして十三峠(実際は20の峠)を上り下りして
47番目の宿場・大湫(おおくて)宿に到着したのが12:00であった

なお湫(くて)とは、低湿な土地の意味である

ここより、琵琶峠を越えて、山間(標高400m)にある
48番目の宿場・細久手(ほそくて)宿に
着いたのは3:30であった

こんなに早く着いたのは始めてであった

今回の宿は江戸時代、尾州藩の定本陣であった
大黒屋である

この建物は安政5年(1858年)に建てられたもの
恵那から次の御嵩宿の間の旅館は山間(標高400m)の此処しかない

ここの料理は、評判どおりの良い味であった


(岐阜県瑞浪市日吉町細久手)



御嵩町

名鉄御嵩駅




旅館の女将の好意で、朝食は朝の6:40に頂いた
細久手から次の49番目の宿場・御嵩宿までは
東海自然歩道に指定されている、快適な山道であった

名鉄広見線の終点である御嵩駅前の「お好み焼き屋」で、昼食を取った
(結局、道中で食べるところは此処しかなかった)


(岐阜県御嵩町)



可児

名鉄・明智駅



御嵩宿の次が50番目の宿場・伏見宿である
今回は、此処で中断して、最寄の駅・名鉄の明智駅より
電車に乗った

新可児駅で乗り換え、名古屋駅より新幹線で帰宅した

流石に3日間連続の起伏の多い山歩き(尾根歩き)は
疲れたが、新幹線で水割りを飲んで
うとうとしたら疲れは取れていた

やはり新幹線は在来線に比し快適である


(岐阜県可児市明智)



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