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旧丹後街道 ぶらり徒歩の旅 14 (完

天橋立文殊〜府中籠神社




宮津


文殊山





タンゴ鉄道の踏切を渡るリフト乗場がある
上からの眺望の素晴らしいところである

天橋立、そして背後の丹後半島が目前に迫って見えるところだ

実は、古代では、ここから山道を下って天の橋立袂の渡船場に行った

海岸線は山地が海に入り込んでいて
飛び石伝いや波を被る道であったので
山越えの道を通るのが一般的であった

その為、ここの台地で天橋立を見下ろしながら休憩をしたようだ

我々も、ここで絶景を堪能した
日本三景に相応しい眺めであった


(京都府宮津市文殊)



文殊知恩院、天橋立桟橋





天橋立の南端に知恩院がある
文殊にある臨済宗の寺で、切戸の文殊と呼ばれている本尊は重文に指定され
日本三大文殊の一つに数えられている由

知恩院の裏手にある天橋立桟橋より船に乗って対岸に向かう


(京都府宮津市波文殊)


府中一宮桟橋





対岸の一宮桟橋で下船する
丹後国一宮である籠(この)神社のあるところだ


(京都府宮津市府中)


一宮・籠神社





延喜式内社の丹後国一宮である籠(この)神社である

ここから西へ少し行くと
国分寺跡がある

今でも敷地内には金堂、門、塔の礎石が残され
京都府立の丹後郷土資料館が設置されている

文字通り、古代の丹後国の中心であった処だ


(京都府宮津市府中)


府中駅・笠松公園









笠松公園へのリフト、ケーブル乗場の府中駅である
約4分で終点の笠松駅で着く

ここからの眺めも素晴らしかった
2枚目の写真で、左側が宮津湾、そして右側が阿蘇海である

3枚目写真の中央部が、かつて国府、国分寺のあった処である


日が落ちるのを待って、最終の船便で対岸の文殊に戻った

今夜は、天橋立駅前のホテル、オーベルジュ天橋立に泊まった
広い風呂で疲れを癒した後は、ワインでフランス料理であった


(京都府宮津市府中)

天橋立







翌朝、まだ暗いうちにホテルを抜け出し天の橋立に行った

見事な松で、全部で7000本あるという
正に、白砂青松で知られたところだ

天橋立は宮津湾(写真右側)と阿蘇海を分ける砂州で
全長3272m、幅は最大で110m、狭いところで40mである


(京都府宮津市文殊)




天橋立神社







天橋立の中が公園として整備されている

天橋立神社の他、磯清水、岩見重太郎仇討ちの場跡や
写真の与謝野寛、晶子夫妻の歌碑等があった

なお、この天橋立は
日本の渚百選、日本の道百選、日本の名松百選、日本の白砂青松百選
ついでにもう一つ、美しい日本の歴史的風土百選にも選ばれていると言う
まさに日本の名所である

☆ ☆ ☆

さて、今回で丹後街道は完了である
この後は、丹後半島を横断して山陰道へと向かう


(京都府宮津市文殊)
0712/0801/1103



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略 図

経路青線部











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