伯耆・湯梨浜町
泊漁港
泊(とまり)港には多数の漁船が停泊していた
鳥取県中部の沿岸漁業の拠点となっている港である
利用漁船は、3t未満が50隻、3〜5tが36隻もあり
殆どが刺し網漁で、全体の92%を占めている
又陸揚げの85.5%(480t)がぶりとのことであった(平成16年県統計)
古くからの港で、戦国時代は毛利水軍の前線基地であった
江戸時代は鳥取池田藩の因伯(因幡・伯耆)統治下となり
海陸の要衝であったこの地に、海上取締りの船番所が
設けられていたとのこと
(鳥取県東破伯郡湯梨浜町泊)
14泊宿
山陰道14番目の宿場・泊宿である
江戸時代の宿場町で
近くの泊漁港は、沿岸漁業基地となっている
古くから開発された地域で銅鐸等も出土している
平地が少なく、海岸近くまで迫る丘陵地では
二十世紀ナシが栽培されている
また、泊村(とまりそん)は今流行りのグランドゴルフの発祥地とのことであった
泊村のある湯梨浜町は
平成16年に、この泊村と羽合町、東郷町が合併して出来た
新しい地名である
泊村の梨と、羽合温泉、東郷温泉、日本海の浜
の合成語の様だ
(鳥取県湯利浜町泊村)
泊駅前
JR山陰本線の泊駅である
下は駅前の通り(旧山陰道)である
見事な赤茶色の瓦屋根の家が多く残されていた
潮風や寒さに強い石州瓦(石見瓦)とのことであった
(鳥取県湯利浜町泊村)
泊村園地区
駅前を抜け、泊村園地区足を入る
園地区にある川口城跡は
戦国時代、因幡国と伯耆国の国境にある要害の地で
毛利氏と甘利氏の争奪の地であった
(鳥取県湯梨浜町泊村園)
恵比寿神社、防砂林
階段を上がったところに恵比寿神社がある
ここの木造の大黒天像と恵比寿像は
江戸時代後期の造仏遊行の聖、木喰明満(もくじきみょうまん)上人の作で
鳥取県の指定保護文化財となっている
その横の防砂林を抜けると、日本海に出る
(鳥取県鳥取市湯梨浜町園)
宇谷海水浴場
広い砂浜である
夏季は宇谷海水浴場となっている
前方の岬を巡ると、次の15番目の宿場・橋津宿である
(鳥取県鳥取市湯梨町宇谷)
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