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旧山陰道 10

松崎駅前〜東郷温泉




伯耆・湯梨浜町


倉吉街道、松崎駅前





泊(とまり)より旧山陰道を離れ、倉吉街道を倉吉に向かう

途中の元東郷町(現在は合併して湯梨浜町)は
東郷池に面した古代文化の栄えた地である

東郷池岸の丘陵地帯には
北山古墳や、伯耆国一ノ宮の倭文(しどり)神社がある
東郷の地名は、この神社の経塚から出土した
銅経筒に刻まれた銘文に由来しているとのことであった

また、この丘陵は二十世紀ナシ栽培の中心となっているところだ

なお、松崎村と東郷村他が合併し東郷町となったが
駅名には松崎が残された


(鳥取県東破伯郡湯梨浜町東郷)


東郷温泉入口





駅前を右折すると、正面に東郷温泉のゲートが出来ている
その先に見えるのが東郷池である

下の写真は温泉入口にある「湯の華慈母観音」だ
その手前は温泉が湧き出し足湯温泉となっている

なお、観音像は地元の彫刻家徳下泰明氏が
この温泉町の発展を願い寄贈されたもの


(鳥取県湯利浜町東郷)



東郷湖・東郷温泉







東郷池は日本海の一部であったが
天神川の堆積作用と北条砂丘の発達によって出来た海跡湖である

周囲14kmで、鳥取県で一番大きい湖である
鶴が両翼を広げた形に似ていることから鶴ヶ池とも呼ばれていた

富栄養池で、コイ、フナ、ボラが獲れる

3枚目の写真は、東郷町のシンボルの鯉をあしらったもので
湖畔公園にある「鯉の湯」と呼ばれているところだ
お湯が湧き出し、足湯となっている

東郷温泉は、元々自然に湖底からお湯が湧き出した湯で
鯉が教えてくれたとの伝説が残されている


(鳥取県湯利浜町東郷)


東郷温泉・水明荘



東郷温泉の国民宿舎水明荘である
国民宿舎全国第1号で、今年が誕生50周年とのこと

結婚式場もある立派な宿舎で、豊富な湯を利用した露天風呂もある

今夜は此処に宿泊し、疲れを癒した
熱燗に懐石料理が旨かった


(鳥取県湯梨浜町東郷)

0802/0803


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略 図

経路 青線部











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