旧山陰道 18
大山町・20下市宿
大山町・下市
大山町・旧中山町
琴浦町赤碕より、西伯(せいはく)郡の旧中山町に入る
中山町は中山村と逢坂村が合併して出来たもので
近世の宿場下市(しもいち)宿のあったところである
平成の大合併で、今は大山町、名和町と合併して大山町となっている
文字通り、伯耆大山(1729m)の北山麓に位置する町である
因みに大山は平安時代以来の山岳仏教の聖地で
近世は3000石の寺領であったところだ
下の写真の左の道に入るとJR下市駅となる
(鳥取県大山町)
JR下市駅
明治36年開業した駅である
無人駅であった
下の写真は駅前の通りである
正面に微かに風力発電の風車が見える
(鳥取県大山町下市)
20下市宿
大山山麓より流れてくる下市川河口付近に発展した
宿場町であったが、今はその面影は殆ど無くなっている
京都より数えて、山陰道20番目の宿場である
絶え間なく冷たい雨が降っていた
(鳥取県大山町下市)
逢坂港方面
街道より右手、逢坂港方面を見る
風力発電の風車が列を成し、並んでいた
田圃のあぜ道には「強力米発祥之地」と書かれてあった(上の写真)
強力米は、明治の中頃に生まれ
寿司米、酒米用として人気がある品種だ
逢坂港は、後醍醐天皇が隠岐島より脱出した時
この地に着船し、土地の豪族名和長年に迎えられたという伝承により
元の大坂から逢坂に名が変わったという
尚、後醍醐天皇が着船したと云われる港は、
山陰道沿いの他にもあった
正確のところは不詳のようである
風力発電は、大山町が化石燃料に変わり
地球環境を守る施策の一環として
力を入れているとのことであった
(鳥取県大山町岡)
下市町並み
下市郵便局の前を抜け、21番目の宿場御来屋(みくりや)宿に向かう
写真では解りにくいが、泣きたい程の冷たい雨であった
(鳥取県大山町下市)
0802/0804
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