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旧山陰道 20

大山町・御来屋〜名和




大山町・御来屋


御来屋宿・町並み





御来屋(みくりや)漁港を抜け、再び旧山陰道に入る
御来屋宿は細長く、現在のJR名和駅辺りまで続いている

この辺の地名は西伯(さいはく)郡大山町御来屋となっている
元は名和村(町)であった

御来屋町と名和、庄内、光徳の3村が合併して名和町となり
平成の大合併で、大山町と合併して大山町となった経緯がある

一寸ややこしい


(鳥取県大山町御来屋)



住吉神社



街道左手に名和の住吉神社がある

御来屋の産土神である
ここで隔年に行われる船曳神事が知られている

11月3日に、法被を着た子供が、4艘の船を御来屋の東の端から
西の端まで引き歩き、着飾った大人たちがその周りで
賑やかに歌ったり踊ったりするという

海の神を祀る住吉神社の
海の男達の安全を祈願するお祭りとのことであった


(鳥取県大山町御来屋)



御来屋、旧街道





旧街道に連なる町並みは、かつての面影を残したまま細長く続いている

上の写真の右手、杉原旅館は今でも営業している
また下の写真の右手の店(今乙店)には元祖桜うにの看板が出ている
加工うにの製造販売をしているところだ

前方左手の店は坂谷米穀店だ
なかなかの町並みが残されている旧宿場町である


(鳥取県大山町御来屋)



御来屋海岸





旧街道より海(日本海)に出てみた

左手の阿弥陀川河口方面に風力発電所が見える
名和風力発電所であろうか


(鳥取県大山町御来屋)


大山町・名和


名和神社入口





街道左手に桜の名所としても知られた名和神社の大鳥居があった

途中陸橋となっており、下を現在の山陰道(国道9号線)が走っている(下写真)
切通しの左上には、JR山陰本線の名和駅があった
無人駅である


(鳥取県大山町御来屋)



御満稲荷神社





右手に御満稲荷神社
丁度、JR山陰本線名和駅の真上にある

下の写真は、境内より御来屋宿を見下ろした写真である


(鳥取県大山町名和)



名和神社



さらに坂を上ると、正面に名和神社が見えてきた

元弘の戦乱に倒れた名和長年やその一族42人を
祀った神社である

元の別格官幣社で、鳥取県最大級の神社とか

境内は桜の名所となっており
隣接する名和公園と併せて
400本のソメイヨシノが植えられている


(鳥取県大山町名和)



山陰本線踏切



名和神社を参拝した後、登ってきた坂を下った
前方の踏み切りは山陰本線で、その先は御来屋宿、そして日本海である

旧街道に出て左へ進むと、山陰道22番目の宿場淀江宿となる


(鳥取県大山町名和)

0802/0804


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