旧山陰道 31
出雲大社・松の参道〜本殿〜神楽殿
出雲大社
松の参道
出雲大社正面の松の参道
木の鳥居を潜ると、森厳な松の参道が拝殿まで続いている
なお、中央は皇族や勅使が歩かれた参道である
一般の人は左右の道を歩くことになっていた
(島根県出雲市大社町)
神話の杜
松の参道左に瀧徹作の彫刻「神話の杜」がある
3本の石で森をイメージし、神話に登場する動物である兎、八岐大蛇、猪、鼠が
集い、遊ぶ姿を抽象的に大理石に刻んだという
(島根県出雲市大社町)
大国主命御神像
さらに、出雲大社の祭神である大国主命(おおくのぬしのみこと)の
大きな御神像が置いてあった
上の写真は「御慈愛の御紳像」、兎と大国主命の像である
下の写真は「ムスビの御神像」
大国主命が幸魂奇魂(さきみたま くしみたま)の「おかげ」を
戴いて、神性を養われ「ムスビの大神」となられた時の像である
(島根県出雲市大社町)
銅鳥居
拝殿前の銅鳥居
この銅製の鳥居は、寛文6年(1666年)に毛利輝元の孫に当たる
藩主毛利綱広の寄進によるもの
(島根県出雲市大社町)
拝殿、八足門、本殿
順に拝殿、八足門(やつあしもん)、そして背後の大きな千木(ちぎ)のある建物が本殿である
出雲大社の祭社は大国主命で、古来より国中第一の霊神されていた
出雲大社の正しい読み方は「いずもおおやしろ」であるが
「いずもたいしゃ」が一般化したようだ
八足門は左右(東西)に回廊を従えた門で
ここから先は一般の人は入れない
(正月の1〜5日は可)
その背後にあるのが楼門、そして大社造の本殿となっている
本殿は延亨元年(1744年)に建てられたもの
国宝となっている
(島根県出雲市大社町)
十九社
下の写真の左手の細長い建物は十九社(じゅうくしゃ)である
八百萬神(やおよろずのかみ)の遥拝殿となっている
旧暦の10月の神無月(出雲では神在月)の
神在祭(旧暦の10/11〜17)の間は
全国の神々がここに集い、縁結びの会議を開く
その時の神々の宿舎がここである
(島根県出雲市大社町)
神楽殿
巨大な注連縄の神楽殿
長さ13m、周囲8m、重さ5tとまさに日本一の注連縄だ
(島根県出雲市大社町)
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