足立区
梅島・旧日光街道
東武伊勢崎線の梅島駅に到着したのが朝の8:00
日光道中徒歩の旅の再開である
朝の旧街道は空気も澄んでいて快適であった
街道沿いは一戸建ての多い住宅街となっているところである
(東京都足立区梅島二丁目)
国土安穏寺
街道左手に国土安穏寺がある
朱の門の扉には大きな金の葵の御紋
そして屋根瓦の一つ一つにも葵の紋が浮刻となっている
ここは将軍家の日光参詣の時の御膳所であったところだ
家光より、寺紋として葵の使用を許され
寺号も従来は妙見寺であったが「天下長久山安穏寺」と改められた由
なお、御膳所とは、食膳を調るところである
(東京都足立区島根)
鷲神社
さらに進むと左手に鷲神社がある
鷲神社は文京2年(1318年)の創建
島根囃子で知られたところ
古代では、この辺は海岸線で
島の根のように海岸に突出していたこの地域を
島根と呼ぶようになったとか
(東京都足立区島根四丁目)
西保木間
島根を過ぎると、隣は竹の塚となる
大きな団地で知られたところだ
写真は竹ノ塚の次の西保木である
この左手に足立清掃工場のあるところで、大きな煙突が遠くから望め
街道歩きの良い目印であった
この先の毛長川を渡ると東京から埼玉県に変わるところだ
{東京都足立区西保木間))
水神宮
東京と埼玉県の堺となっている毛長川である
川の側には、古い水神宮があった
この川に架かる水神橋を渡ると、埼玉県草加市となる
{東京都足立区西保木間)
草加市谷塚
浅間神社
埼玉県に入ると草加市谷塚(やつか)となる
元の北足立郡谷塚町で、昭和30年に草加と合併し草加市となった
少し進むと、右手に浅間神社がある
古い神社で、ここの能舞台の千鳥破風と軒唐破風は
なかなか凝ったものであった
天保13年(1842年)創建、市の指定文化財となっている
(埼玉県草加市谷塚)
御嶽神社
浅間神社の裏手に御嶽神社がある
鳥居の前の柳が見事であった
(埼玉県草加市谷塚)
火あぶり地蔵
さらに進み、草加市谷塚と吉野の堺に
火あぶり地蔵がある
奉公に出ていた娘のところに母が危篤との知らせが入り
主人に会いに行きたいと願い出たが許されなかった
主人の家が焼けてしまえば、家に帰れると火をつけたが
捕らえられ火あぶりの刑となってしまった
その娘を哀れみ、村人が建てたのがこの地蔵尊とのことである
吉野に入ると、すぐ日光道中2番目の宿場草加宿となる
(埼玉県草加市谷塚)
0710/0712