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日光道中ぶらり徒歩の旅 19

野木・松原〜友沼〜小山・乙女




野木町


松原交差点







野木宿を抜けると、野木町松原となる
この辺は、屋敷門の様な大きな門構えの立派な農家が多いところだ

日光道中は思川(おもいがわ)左岸を北上する感じとなっている



(栃木県下都賀郡野木町松原)




友沼・JR野木駅





野木町松原の交差点を過ぎると、次は友沼の交差点となる

この信号を右折したところにJR宇都宮線(東北本線)の野木駅がある
昭和38年に開設した新しい駅である
宿場からは遠く離れたところだ

下の写真は、野木駅方面を遠望したものだ
駅が開設し、工業団地や住宅団地が出来
最近ではすっかり首都圏のベッドタウンとなっている


(栃木県下都賀郡野木町友沼)




友沼・慰霊塔






左手にこんもりした森の中に合同慰霊塔がある

ここで、休憩させていただく
日照りが強く、木陰に入りほっとした


(栃木県下都賀郡野木町友沼)




野木町役場入口、法音寺





野木町役場入口交差点
下の写真は法音寺

この法音寺の境内から西側(写真左側)一帯は
思川左岸の河岸段丘の上で、戦国時代には
小山城主小山氏配下の菅谷氏の法音寺城があったところの様だ

今でも土塁と空堀跡が残っているとのことであったが確認出来なかった


(栃木県下都賀郡野木町友沼)




友沼八幡神社





街道右岸に友沼八幡神社
日光参詣の途次、ここで将軍が休憩したところである
将軍家御休所跡と書かれた説明板があった

古河を出た一行が最初に休憩する場所で
筑波山が正面に見える景勝地であった様だ

この八幡神社の右手(東側)にある友沼小学校は歴史があり
野木宿の野木小学校と同じく、明治6年に創立されている


(栃木県下都賀郡野木町友沼)

小山市


小山市・乙女





ここから、野木町から小山市乙女に入る

乙女とは何んと、愛らしい地名であろう
思川(おもいがわ)と云い、友沼、乙女と云い素晴らしいネーミングである

そう云えば、乙女峠は島根県津和野と静岡県御殿場にあり
駅名ではJR小海線にもある


(栃木県小山市乙女)


若宮八幡宮







街道左手に若宮八幡宮

境内に大日如来坐像(3枚目写真)がある
戸外に安置されていたため濡れ仏と呼ばれていたが今は屋根が出来ている

宝永6年(1709年)、江戸湯島の渡邊九兵衛が父母の供養のため鋳造し
その生国に安置したと伝えられている

神社のものでは無く、神社の東側にある満福寺の所有となっている


ここまで来ると、日光道中11番目の宿場・間々田はあと僅かである


(栃木県小山市乙女)

0805/0807

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略 図

経路青線部 距離3.48km











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