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日光道中ぶらり徒歩の旅 23

JR小山駅〜喜沢追分




小山宿2


JR小山駅前





朝、8:50JR小山駅に到着
今回は、ここから日光道中徒歩の旅の再開である

小山は、古代の東山道、近世の日光道中、奥州街道
そして現在の国道4号線、東北本線、新幹線、両毛線、水戸線と
今も昔も下野国の交通の要衝である


(栃木県小山市中央町)


旧日光街道、元須賀神社





旧日光街道に復帰する
旧街道を進み、すぐ左手に元須賀神社があった

文字通り、小山市宮本町にある須賀神社は当初ここにあったようだ
江戸時代には牛頭(ごず)天王社、元祇園社、本祗園社とも呼ばれていた


(栃木県小山市城山町)


興法寺





旧街道左手に妙楽院興法寺

嘉祥2年(849年)、慈恵大師が室(むろ)の八島への途中
小山荘に一宇を建立し妙楽院と号したのが始まりとのこと

徳川家光より9石の寺領を寄進された由


(栃木県小山市本郷町)


愛宕神社








興法寺と街道を挟んで反対側に愛宕神社がある

貞応2年(1223年)、小山城主の小山朝政が鬼門守護のため
京都の愛宕神社より勧請して創建された

2枚目の写真はおもしろい屋号の蛸屋総本店
和菓子の専門店で、宮城県の仙台で和菓子店を営んでいた時
蛸の看板を掲げていたので、蛸屋と呼ばれるようになったとか

戦争疎開で小山に移転してきた由


(栃木県小山市本郷町、花垣町)

JR両毛線踏切





JR両毛線の踏切を渡る

下の写真は栃木側を見たものだ
線路にコスモスが咲いていた

両毛線は、小山から栃木、佐野、足利、桐生を経由して群馬県の前橋を結ぶ線である
なお、両毛とは群馬の上毛野国と栃木の下毛野国を指している


(栃木県小山市若木町)



日枝神社






旧街道左側に大きな欅が3本

日枝神社の参道にある古木で、高さは30数m以上、
樹齢は400年以上と推定されている

此処は小山城の支城のあったところである


(栃木県小山市喜沢)




喜沢追分







喜沢(きざわ)の追分である

1枚目写真の信号を左折すると、鹿沼方面である
かつての壬生道で、日光への近道でもあった

馬頭観音、出征馬碑と並んで、供養塔を兼ねた古い道標があり
「左壬生道 右宇都宮道」と彫られていた(2枚目写真)

芭蕉は、ここから壬生道に入り日光に向かった様だ

旧日光道中は、一寸解り難いが、1枚目写真の右斜め方向の狭い道だ
3枚前の写真が、その旧街道である

写真を撮っていると、赤いシャッツを着た40代位の
街道ウォーカーにあっと言う間に追い抜かれてしまった

次は日光道中13番目の宿場・新田宿である


(栃木県小山市喜沢)
0809/0810

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略 図

経路青線部 距離3.48km











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