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日光道中ぶらり徒歩の旅 25

下野〜14小金井宿




下野

日光道中





下野市に入り、観音様の或る店の先の駐車場を横切って
現日光街道に並行した旧街道に入る

と言うより、ここから先は旧街道が生活道路として残っているが
この手前の道は消失して通ることが出来ない


(栃木県下野市)

小山用水親水公園





かつての小山用水は暗渠となり、親水公園として整備されている

小山用水は宇都宮市新里の鞍掛山(492m)を源とする姿川より取水した
灌漑用水で、大正5年に通水開始している

ここの東小屋で、少し早い昼食を取る
街道歩きは、すっかり弁当持参となってしまった

食事処を探す時間が勿体無いのと、なかなか丁度良いところに店が無いからである

この辺はJRの小金井駅に近いためか
綺麗な住宅街となっていた


(栃木県下野市田中)

JR小金井駅前





JR小金井駅口である
上の写真の奥が駅で、手前の信号は現在の日光街道(国道4号線)だ

旧街道は住宅街の中を通っているが
この先で行き止まりとなっている


(栃木県下野市小金井)

小金井一里塚








旧街道は途切れ、民家と畑を挟んで目の前に小金井の一里塚が見えた(1枚目写真)

往時の一里塚がそのまま残されているところだ
立派な説明板があり、何故かほっとした

江戸より22番目(約88km)の一里塚である
完全な形で保存されており、日光道中で唯一国指定史跡となっている


(栃木県下野市小金井)

14小金井宿

現日光街道(国道4号線)




この辺から日光道中14番目の宿・小金井であった

街路樹とコスモスが印象的な道筋であった


(栃木県下野市小金井)

小金井石仏群





慈眼寺参道入口付近にある、小金井宿の門番の様な大きな石像だ
大きな袋(堪忍袋)は無いが、顔貌と大きなお腹は布袋様か

そして石仏群(下写真)である
旧街道筋の石仏がここに集められたようだ


(栃木県下野市小金井)


慈眼寺








参道奥にある慈眼寺
建久7年(1196年)の開基

歴代将軍が日光社参詣の時、ここで休憩した格式のある古刹である
屋根瓦や灯篭に葵の御紋が入っていた


(栃木県下野市小金井)



金井神社



慈眼寺の直ぐ先、左手に金井神社
小金井宿の鎮守であった

元は金井村字余又にあったが、宝暦4年(1754年)ここに遷座した
小金井宿の本陣の隣にあった


(栃木県下野市小金井)

小金井宿旧家、本陣跡








街道右手の旧家(1、2枚目写真)
本陣は左手(3枚目写真)の石塀のところで、当時の門が残されていた

かつての小金井宿の中心であった
また、この交差点を左に3km程行くと下野国の国分寺跡がある
古代から栄えた町であった

この辺は、平成18年に合併し下野市になる前は、国分寺町であったところである
今は下野市小金井1丁目となっている

由緒ある地名が又一つ消えていく感じであった


(栃木県下野市小金井)



下野市笹原





小金井宿を抜けると視界が開け
気持ちの良い街道歩きとなる

微かであるが日光の男体山が見えるところだ

未だ未だ、日光は遠い・・・
そんな実感であった


0809/0810

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略 図

経路青線部 距離2.15km











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