白沢
白沢河原
白沢宿を抜けると、道の周囲が開け、快適な街道歩きとなる
左には雪を被った高原(たかはら)山だ(上写真)
ピーク左から、西平岳(1712m)、中岳(1728m)、釈迦ヶ岳(1795m)
剣ヶ峰(1540m)、大入道(1402m)と呼ばれている
成層火山で、この山の反対側には塩原温泉郷のあるところだ
そして左前方には大佐飛山(1908m)、那須岳(茶臼岳1915m)が見えてきた(2枚目写真)
雪を被って真っ白であった
(栃木県宇都宮市白沢町)
西鬼怒川
1枚目写真は西鬼怒川に架かる西鬼怒川橋である
元和6年(1620年)に開削された水路(逆木用水)であった
橋の上から、上流側(2枚目写真)には男体山(2484m、写真左端)や
大真名子山(2375m)、女峰山(2483m)、赤薙山(2010m)が見える
なお、日光連山は山体を家族に見立てており
大真名子(おおまなご)は「愛児(まなご)」からきている
3枚目の写真は下流側だ
この先で、西鬼怒川は鬼怒川と合流している
(栃木県宇都宮市白沢町)
白沢河原
広い田園地帯の中にある白沢河原のバス停である
ここが、宇都宮からのバスの終点だ
足の踵の痛みが激しかったので、ここでこのバスに乗って宇都宮に戻るか、
この先を進むか大分迷った
この先はバスが無く、JR東北本線の氏家駅まで歩かねばならない
あと約10kmの道程だ
未だ日も高いので、儘(まま)よと決心し前進した
なお、上写真右の石碑には、皇紀2600年開田之碑と刻まれてあった
(栃木県宇都宮市白沢町)
鬼怒川土手
旧街道を進むと、目の前に鬼怒川の土手だ
ここで、土手の上を歩く
かてはこの辺(3枚目写真)に鬼怒川の渡しがあった
水の少ない冬季の11月から2月までは仮橋が架かっていた
江戸時代、増水時には川幅は約8町(870m)にもなったという
川名通りの暴れ川であった様だ
(栃木県宇都宮市白沢町)
阿久津大橋
築堤の上を真っ直ぐ進む
現在は鬼怒川の渡しは無いので、北側を遠回りして
阿久津大橋(2枚目写真)を渡る事になる
左側の土手の下に石仏2柱は
刻まれた文字は風化して読めなかった
(栃木県宇都宮市白沢町)
鬼怒川・上流
鬼怒川に架かる、阿久津大橋の上である(1枚目写真)
ここは歩道が無いので、橋の右側をこわごわと歩いた
旧東海道を歩いた時の、天竜川の橋を思い出した
天竜川はダンプカーがビュンビュンと凄かったが
此方は車の通行が少ないのが救いであった
下の写真は橋の上より上流側を見た写真だ
遠く見える山は高原山である
実に雄大な景色であった
この川を渡ると、かつての阿久津河岸である
(栃木県宇都宮市白沢町)
鬼怒川下流
上の写真は阿久津大橋から下流側を見た写真で
此の辺が、江戸時代の鬼怒川の渡しのあったところだ(上の写真)
そして、橋の中央で、長かった宇都宮市からさくら市に入る
さくら市は、奥州街道の宿場であった氏家町と喜連川町が合併して
平成17年に出来たばかりの市である
両町にサクラの名所が多いことから「さくら市」としたとのこと
(栃木県宇都宮市白沢町)
0902/0903