神山・駒ヶ岳
Mt.Kamiyama 1438m、Komagatake 1327m

大湧谷、冠ヶ岳
  朝7時に大湧谷に到着。ここで、まず困ってしまった。広い駐車場は9時まで閉鎖との事で、車を停めることが出来ないのである。その変わり、道路を走っている車は殆ど無く、時折業者の車が来るくらいであった。
  道路の広いところに車を停め、写真を撮っていたが、9時まで待つのも馬鹿らしくなり、近くの大湧谷自然科学館の駐車場にクルマを置き、登山開始した。
大湧谷より富士
  大湧谷の硫黄の臭いの凄い噴煙の中を抜け、まず正面に見える鋭く尖った山の冠ヶ岳(1409m)を目指した。今まで、何度と無く見ていたが登るのは始めてである。
  北斜面の為、途中から、残雪があり、融けた雪が岩場では凍っていたので、最初は無理していたが、途中から、軽アイゼンをつけての登山になった。
箱根外輪山、金時山 
  冠ヶ岳中腹よりの箱根外輪山である。左手が金時山(1213m)、奥が丹沢山塊である。左手手前の山が台ヶ岳(1045m)。朝で天気が良いため、見晴らしは最高であった。
神山登山道
  途中より、登山道はすっかり冠雪し、まだ朝のため、凍っていた。アイゼンの刃先がサク、サクと、いい音をたて、気持ちよかった。この位の雪のある方が、装備さえしっかりしていれば、却って歩きやすいと思った。
冠ヶ岳山頂
  約1時間20分で、冠ヶ岳に着く。神山への道から、10分程であるので、見晴らしが良いと本に書いてあったが、左の写真の様に、木立で覆われ見晴らしは得られなかった。
  箱根最高点の神山(1438m)も鬱蒼としたブナ林で覆われ、見晴らしは全然得られなかった。それでも、雪の上にシートを敷き、早い昼食を取っているグループがいたが、我々は、そのまま休むこともなく、駒ヶ岳に向かった。
防ヶ沢分岐、神山
  今、登った神山を振り返って撮った写真である。南面は、さっきの雪が嘘の様に溶けていた。しかし、樹林帯の中の登山道は、未だ雪が残っていた。
  ここから、駒ヶ岳までは、また北西面の登りで、雪が凍っていた。はずしたアイゼンを、又、付けての登山となった。
駒ヶ岳より
  駒ヶ岳(1327m)頂上よりの富士である。左手奥は、愛鷹山・越前岳(1504m)で右手前は丸岳(1207m)である。駒ヶ岳は神山より約1時間20分の距離である。
駒ヶ岳山頂
  駒ヶ岳は、ロープウエィで簡単に登ることが出来る。この寒い季節にも関わらず多くの観光客が来ていたが、余りの寒さと強風の為に、すぐ下山していた。流石にここでは、我々の様な山姿の人の方が少なかった。
神山お中道
  帰りはまた、アイゼンを付けて、駒ヶ岳の北西面を下り、神山のお中道を早雲山に向かった。このお中道は、雪で埋まり、道がわかりにくいところが結構多かったが、木に付けられた赤いテープなどを目印に何とか無事通過できた。
早雲山より
  早雲山(1244n)よりの富士である。前衛の山は、箱根外輪山である。アイゼンを付けたまま、ここより大湧谷に向け、下山した。
  大湧谷は、噴煙のすごさもさることながら、観光客の多さにも驚いた。山姿の人は、殆ど見かけなかった。外人も多く、箱根は何と言っても、国際的観光地であると思った。
  帰路、大湧谷の大駐車場も、この時間になると、空き待ちの車が列を作っていた。


ルート
東名高速 御殿場インター 23km、大湧谷

大湧谷〜早雲山分岐〜冠ヶ岳〜神山
〜防ヶ沢分岐〜駒ヶ岳〜 防ヶ沢分岐
〜神山お中道〜早雲山分岐〜大湧谷

駐車場
大湧谷 80台 有料
冬場は9時開場、他は8時開場

休憩所トイレ
大湧谷、駒ヶ岳

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悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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