明神ヶ岳
Mt.Myouzingatake 1169m

最乗寺道了尊
  神奈川県南足柄市にある曹洞宗の寺。山号は大雄山(だいゆうざん)。了庵慧明(りょうあんえみょう)が1394年に創建したと伝えられている。
  その時の弟子の道了が寺の創建に力を貸し、後に天狗となって守護神となったという。境内は古くから樹木が繁茂していることで著名である。   
道了尊和合下駄
   最上寺の大きな駐車場に車を置き、参拝後、朝の7時明神ヶ岳に向かって登山開始した。相生杉の鬱蒼とした坂を上り詰めると、赤い大きな和合下駄がある。
   この横が登山道の入口となっている。ここから頂上までは約2時間30分の登り道となっている。     
十二仏(石仏十二体)
  杉林の中をジグザグに登っていくと穏和な顔した石仏十二体が、出迎えてくれる。道中の安全を祈願しているかの様だ。実は、この登山道は上古、碓氷(うすい)道と呼ばれ、最も古い東海道の箱根越えの道であったが、足柄道が拓かれると同時に廃れてしまった。
  乙女峠と明神ヶ岳の2回も箱根外輪山を越える難路の為である。今はその道がハイキングコースとして良く整備されている。  
神明水付近
 石仏に見送られて、杉林の急坂を登りきると、見晴らしが良くなる。このコース唯一の水場、神明水がある。ここの水は冷たくて旨かった。
  ここから、又急登となる。雨の日は滑りやすい所だ。前方の峰が箱根外輪山である。明神ヶ岳は右上の頂から右に登った所である。  
金時山と富士
  最後の赤土で滑りやすい急坂を登り切ると、明神ヶ岳頂上である。目の前に特異な形をした金時山(別名猪鼻山、1213m)と、その背後には、富士(3776m)が聳えている見事な景観であるが、富士は程なく雲で姿を消した。
箱根山
  金時山より、少し左を見ると、目の前に箱根山(神山、駒ヶ岳などの中央火口丘)がどっしりと構えている。
  明神ヶ岳は、箱根外輪山の一つであるから、箱根山の方は深く切り立った火口壁となっている。そして反対側の最乗寺方面は大スロープ(斜面)となっている。
箱根外輪山
  明神ヶ岳より金時山へ連なる外輪山の細い稜線である。この写真は、電波中継塔付近で撮ったものである。金時山までの稜線が手に取るようにわかる。明神ヶ岳より金時山までは、約2時間半の道のりである。


ルート
東名高速 大井松田インター〜最乗寺 30分

最乗寺〜和合の下駄〜石仏十二体
〜神明水明星ヶ岳分岐〜明神ヶ岳

歩行 4.5時間
駐車場
最乗寺 30台 無料

トイレ
最乗寺

休憩所
無し

9905/0012

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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