足柄峠城址公園より 足柄峠は、神奈川県と静岡県の県境、箱根外輪山の一部をなす、金時山の北斜面、いわゆる足柄山の山中にある。 江戸時代に箱根越えの東海道が設定されるまでは、こちらが箱根越えの官道であった。足柄関のあったところである。 ここより、富士の全貌や左手には愛鷹山、越前岳が見える。すぐ側には、金時山、明神岳と、展望の良いところである。 |
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足柄峠付近、足柄古道 足柄古道は、官道当時の面影を至るところで残している。峠には、歓喜天をまつる聖天堂、金山神社、関所跡、箱根10城の一つ足柄城跡がある。 万葉集でも、足柄の御坂として、恐ろしい神の支配する峠とされ、そこでは秘密の心も打ち明けて言わないでは言われず、そこを越えることは、神から「御坂たまわる」ことであった。そのため、多数の東歌、防人歌が残されている。 |
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足柄峠万葉公園より矢倉岳 万葉集に残された歌を刻んだ碑が、この万葉公園にたてられている。西へ向かう人が、愛する家人との別れの呪術をする場所であった。 ここから、目の前に姿形の良い、矢倉岳が見える。途中は快適なハイキングコースになっている。山伏平(清水越え)を越え、約1時間10分で、矢倉岳頂上に着く。 |
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矢倉岳頂上より 標高わずか870mの山であるが、位置的に恵まれ、また、丸いドーム状の独立峰のため見晴らしが良い。頂上付近はカヤトの草原となっていて、のんびりするには最高の場所となっている。 真冬のこの時期、頂上付近の急登部jは道が凍っていたが、それでも多くのハイカーでにぎわっている。山頂よりは富士はもとより、箱根カルデラ、丹沢山塊がぐるっと360度見渡される。 |
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ルート 東名高速 大井松田インター〜万葉公園 30分 万葉公園〜足柄峠〜万葉公園 〜山伏平〜矢倉岳(870m) 歩行 3.5時間 |
駐車場 万葉公園 7台、地蔵尊 30台 無料 トイレ 地蔵尊、万葉公園 |
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