曽我梅林
Soga

曽我
  JR東海道線の国府津駅で、御殿場線に乗り換えて1つ目の駅、下曽我駅で下車した。駅前の商店街より直ぐ右折すると、こんな田園地帯となる。
  冨士山が霞んでいるが、その手前右の三角形の山は矢倉岳(やぐらだけ、870m)、左の山は箱根外輪山の明神岳(みょうじんだけ、1169m)である。共に登っているので、懐かしかった。 
曽我原梅林
  曽我は小田原市北東部の地区で、もとは足柄上郡曽我村であった。かつての曽我庄で、曽我十郎、五郎兄弟が、この地を支配した養父曽我祐信(すけのぶ)のもとで育った所である。
  曽我兄弟は、日本3大仇討ちの一つとして有名で、この地に、兄弟の墓(城前寺)を始め、多くの史跡が残されている。  
曽我原梅林
  大磯丘陵の西側に多数の扇状地があり、そこに曽我梅林が展開され、小田原梅の中心地となっている。
  曽我の梅林は、大きく分けて、原、別所、そして中河原の3箇所からなっている。白梅を中心に全部で35000本植えられている。ここではすべてが観賞用ではなく生産用の梅である。
  駅から15分ほどで、曽我梅林原会場の入口に着く事が出来る。
曽我原梅林
  駅から一番近くの梅林が、この曽我原梅林である。太い幹の古い巨木である。
  如何にも梅が沢山取れそうだ。こんな梅ノ木がずらっと並んでおり、壮観である。他の梅林では見られない光景である。
曽我別所梅林会場
  曽我別所梅林の梅祭り会場では、売店が並んでいる。梅祭り期間中は、甘酒や地酒、梅ワイン、おでん、弁当などが売られている。
  また、お土産として、大粒の見事な梅干や、梅ジャム、梅ワイン、小田原名物のかまぼこ等の他、梅の苗木や盆栽なども売られていた。
曽我別所梅林からの冨士
  別所梅林からの冨士である。少し霞んでいたが、見応えのある冨士である。
  ここで、ベンチに座り冨士と梅を見ながら、持参のサンドイッチとビールで軽い昼食をとった。
  テーブルと椅子が多数設置されているのはありがたかった。
曽我中河原梅林
  別所梅林から、松田国府津線(72号線)を下り、約30分(1.8km)程歩いた所に中河原梅林がある。
  途中、道路沿い右手にある交番の横を入った所(曽我原)に城前寺(じょうぜんじ)がある。曽我兄弟の養父である曽我祐信の創建で、本堂裏に曽我祐信と母満江、曽我兄弟の墓と言われる4基の五輪塔が並んで建っている。
  ただ、兄弟の墓と称するものは、ここに限らず、箱根の二子山山麓や、富士市の福泉寺、伊東市の東林寺などにもある。  
曽我中河原梅林会場
  曽我中河原梅林は典型的な扇状地に展開された広大な梅林で、一番見晴らしが良い。箱根連山や冨士が目の前に見える。
  シーズン中は他の梅祭り会場と同じく、売店や休憩所が設置されている。
  ここより梅林の中を御殿場線の線路まで長い坂を下り、下曽我駅に戻った。今回のコースは周回コースではあったが、結構起伏もあり、久しぶりのウォーキングとしてはきつかった。



ルート

 
JR御殿場線 下曽我駅
〜曽我原梅林〜下曽我小学校
〜曽我別所梅林〜城前寺
〜曽我中河原梅林〜下曽我駅

歩行 3時間

休憩所・駐車場

駐車場 梅祭り期間
曽我別所会場、曽我中河原会場

トイレ・休憩所 各会場にあり

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悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
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