荒川中流 熊谷から車で少し走ったところの荒川である。あちこち散見する自然堤防の一つに車を停め、カメラを肩に歩いてみた。 荒川もこの辺まで来ると、東京を流れるあの汚いイメージはすっかり消失して、自然豊かな、水も透き通るような綺麗な川となっている。 荒川は大きく蛇行しながら、この下流(川越の東端)で、荒川最大の支流である入間川と合流し東京湾に注いでいる。 |
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荒川は秩父の甲武信ヶ岳(こぶしだけ、2475m)の北側の真の沢を源流としている。南側は西沢渓谷で有名な笛吹川の支流西沢川となっている。 荒川の流路は174kmで、途中、中津川と合流し、長瀞の渓谷美を作り、寄居を扇頂とした荒川扇状地を展開している。扇状地上には、幾つものの古い流路跡が残されている。 |
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かつては、文字通りの荒れ川で、台風の時の洪水では埼玉・東京の低湿地帯では壊滅的な打撃を与えてきた川である。1910年の大洪水後、荒川下流で大改修が行われた。 現在では、荒川放水路が出来、荒川本流の最下流であった隅田(すみだ)川は、今は荒川の一分流でしかなくなっている。 しかし広大な河川敷は、鴻巣の市民ゴルフ場を始め、野球場やグランド等が多数築かれ広く利用されている。 |
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夕方になると、涼を求め近所の人が、河原に車を入れ、洗車していた。そんな光景が見られる川でもある。 日本は綺麗な川が多い。この荒川も源流から河口まで、じっくりと写真を撮ってみたいと思っている。前回は荒川上流の長瀞を紹介したが、順次河口まで紹介したいと考えている。 |
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