(多摩川写真紀行)

等々力緑地
Todoroki Ryokuchi


 多摩川サイクリングロード
  多摩川の丸子橋(中原街道、東横線)の少し上流の所で、川下を見た写真である。左手奥のこんもりとした台地が、東京側の多摩川台地で、その左手が等々力渓谷のある所だ。
  そして、手前右手が神奈川県側の等々力緑地である。川を挟んで、東京側と神奈川側の両方に、等々力と付く地名があるからややこしい。同じ様な例が野毛、丸子とある。
等々力緑地、等々力競技場
   調べてみると、何のことは無い。元々は一つの村だったのである。江戸時代の洪水で、多摩川の流路が変わり、村が分断されてしまったのだ。
   この等々力の地名も、江戸時代は荏原郡等々力村だったのである。大正元年の府県境変更により、東京府から神奈川県に編入され、神奈川県の中原村に属することになった。そして今は川崎市中原区となっている。
日本庭園
    等々力緑地に入って、先ず目に付くのは大きな池(上の写真)があることだ。川の側の、ましてや洪水で分断された村となると、てっきり河跡湖(かせきこ)か押堀(おしほり)かと思ったら、そうではないらしい。
   この辺は、元の多摩川の流れの跡(河底)で、厚い砂利層となっていた所だ。その砂利を大規模に採取した跡が大きな池となった。全部で池が7つあったというから凄まじい。その後、5号池の一部を除いて、他は全て埋め立てられた由。
   この地を、昭和16年に川崎市が買収し、大規模な公園とした。J2リーグの川崎フロンターレが本拠地としている陸上競技場や、とどろきアリーナ、市民ミュージアム、公式野球場、テニスコート、プールなどの施設の他、日本庭園、ふるさとの森や釣池などが出来ている。梅や桜も植えてあり、季節ごとの、市民の良い憩いの場となっている。 
市民ミュージアム
    立派な「市民ミュージアム」である。この左手には室内競技場のある「とどろきアリーナ」が出来ている。

   多摩川サイクリングロードを良く走るが、ここ等々力緑地は売店やレストラン、そして立派なトイレも多数出来ており、最高の休憩所ともなっている。



ルート

 
横浜・鶴見川〜鷹野大橋
〜多摩川ガス橋〜丸子橋
〜等々力緑地〜等々力競技場
〜日本庭園〜市民ミュージアム

自転車 往復 2時間
歩行 1時間

休憩所・駐車場

駐車場 有料

トイレ・休憩所・レストハウス あり

0302/0307/0507

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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