大山、雷ノ峰尾根
Mt.Ooyama、Kaminarinomine One
1252m


大山山頂より表尾根と富士
  頂上(1252m)より、丹沢の表尾根、二の塔、三の塔、塔の岳、蛭ヶ岳、そして丹沢三山、富士山が眼前に手に取る様に見える。
  ロープウエー終点から、わずか2時間で得られる素晴らしいパノラマである。冬の寒い日でも、日溜まりを見つけては、多くのハイカーがガスで湯を沸かして昼食を取りながら、のんびり展望を楽しんでいる。
大山より丹沢三山
  大山は古くから農民達の雨乞いの山として、また漁師達の航海の目印の山であった。大山詣でとして盛んになったのは江戸時代の中期で、今でも阿夫利神社下社を訪れる人が多い。
  大山は、標高は低いが良く目立つ山である。東名高速を東京より名古屋方面に向かい、最初に大きく迫って見えてくる山が大山である。
  今回が初めての登山であったが、その後何回も登る事になった山である。
大山見晴らし台
 
 大山山頂から、下りは雷ノ峰尾根、見晴らし台経由で、日向(ひなた)薬師への道を取った。この道は関東ふれあいの道として良く整備されている。この見晴らし台からは、今登った大山が大きく見える。その右には大山三山がよく見えた。
  ここから、日向薬師までは、快適な下りである。一気に日向薬師までおりたが、冬の日は短く、着いた時には暗くなっていた。頂上より2時間20分の道のりであった。
霊山寺日向薬師
 
 高野山真言宗の寺としてよりは、関東三大薬師の一つ日向薬師としての方が名高い。716年、行基により開創と言われ、頼朝も参詣したとのこと。薬師如来三尊は鉈(なた)堀り仏像で、平安時代の傑作の一つと言われており、重要文化財に指定されている。
  ここより厚木までバスで戻った。ここからのバスの本数は多いので時刻の心配は不要である。日向(ひなた)薬師なのに、夕闇迫る頃到着するのも味がある。久しぶりの山歩きであったので、薬師よりバス停までの急な下りの階段は、膝にきた。バス停で買って呑んだビールが、殊の外旨かった。


ルート

 小田急線伊勢原下車〜バス 30分
追分〜ケーブル 阿夫利神社下社

下社〜大山頂上〜雷の峰尾根
〜見晴らし台〜日向薬師
〜 バス 厚木

歩行合計 4時間30分 

駐車場
大山ケーブル駅 有料
日向薬師 無料

休憩所
大山山頂
(冬季トイレ使用禁止)
日向薬師

9801/0010

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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