丹沢湖
Tanzawako


丹沢湖 
  玄倉川(くろくらかわ)方面を望んだ写真である。今でも忘れられないi痛々しい遭難事故(1999年8月)のあったところだ。玄倉川の氾濫で、中州でキャンプをしていた18人が濁流に流されて、この内13人がこの湖底に沈んだ。その時は、この湖水の水を放流し、遺体の回収作業を行った。
  丹沢山塊はそれほど高い山ではないが、壮年期の山で平地から一気に立ち上がり急な斜面と深い谷が発達した所で知られている。
  従って、標高1500m級の山々であるがどの山も登山するには骨の折れる山となっている。又、沢が発達していることもあり、沢登りのメッカともなっている。
  この遭難事故もそんな地形を甘く見た結果(むしろ無知かも)起きた事故である。強い雨(事故当時の累計雨量200mm、年に何回かある雨量)の為、当然サイレンが鳴り、避難勧告(巡回した警官)されたにもかかわらず、そこでキャンプを止めなかったためと言うから気の毒を通り越している。
  他のキャンパーは中止していたから難を免れていたのであるから尚更である。
  今回、我々は丹沢の塔ノ岳(1491m)登山を予定していた。しかし雨模様のため、中止してこの丹沢湖ドライブに変更した。
  屈曲に富んだ丹沢湖は前述の玄倉川と河内川、世附(よづく)川の合流地点に作られた人造湖で、昭和53年に完成した。ここから流れ出しているのが酒匂(さかわ)川である。
丹沢湖記念館  
  湖の中央付近の湖畔には記念館が出来ている。丹沢山塊や、丹沢湖の資料館となっている。今はこの辺には居ないという大きな熊の剥製には驚いた。また、2階では、丹沢湖写真展が行われていた。
  左下の写真は湖の対岸にあるサイクリングセンターより永歳橋、世附川、そして不老山(ふろうざん、928m)方面を見たものである。
不老山方面 
   この湖を河内川に沿って遡上すると、武田信玄の隠し湯として知られる中川温泉、その先には西丹沢自然教室があり、丹沢・大室山(1588m)、檜洞丸(ひのきぼらまる、1601m)、畦ヶ丸(あぜがまる、1293m)の登山基地となっている。また、玄倉川沿いの雨山(1176m)、檜岳(ひのきだけ、1167m)、秦野峠への尾根からはこの丹沢湖を見下ろすことが出来る。



ルート
 
東名高速 大井松田IC
〜国道246を御殿場方面
〜清水橋〜丹沢湖

休憩所・駐車場

丹沢湖湖畔  無料
丹沢記念館 無料


9705/0202

悠々人の日本写真紀行 Part1 全国版
Part 1
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